しんたろーのITアカデミー
稼ぎ方コラム

データ分析のプロが月収79,500円で停滞した理由。顧客を逃す「正解」を捨てた日

データ分析のプロが月収79,500円で停滞した理由。顧客を逃す「正解」を捨てた日
しんたろーしんたろー
18分で読めます
この記事の内容(目次)

SNS運用を自動化しませんか?

ThreadPostなら、投稿作成・画像生成・スケジュール管理までAIがサポート。

無料で始める

■ 第1章:砂漠の給水所、その「会員登録」の無慈悲

見渡す限りの砂。

照りつける太陽。

喉の奥は、まるで焼けた鉄を飲み込んだかのように熱く、渇いている。

一歩、また一歩と足を引きずる旅人が、ようやく見つけた「給水所」。

そこには冷たい水が、並々と注がれたグラスが置かれている。

「水を……一口、ください……」

ひび割れた唇でそう願う旅人に、管理人は無慈悲に一枚の紙を差し出した。

「まずは、この書類に記入を。住所、氏名、職業、年収。それから、この給水所をどこで知ったか、アンケートにも答えてください」

旅人は絶望する。

今、この瞬間に必要なのは「アンケート」ではない。

命を繋ぐための「水」そのものだ。

しかし、管理人は確信を持ってこう言うのだ。

「これが、正しいルールですから」と。

ビジネスの世界において、俺たちはしばしば、この「愚かな管理人」になってしまう。

〝正しいマーケティング〟という名の砂漠で、顧客を分析しようと躍起になる。

データを集め、属性を分類し、より効率的にアプローチするための「正解」を探し求める。

だが、その「正解」への執着こそが、実は顧客を追い詰め、逃がしている最大の原因だとしたら?

かつて、データ分析のプロとして名を馳せながら、

月収79,500円という、あまりにも中途半端で、あまりにも残酷な壁に突き当たった男がいた。

彼の名は、ダラ・ルーシー。

スタートアップ情報を発信するニュースレター『Half Baked』の共同創業者だ。

彼は気づいてしまった。

自分が「良かれ」と思って構築した完璧なシステムが、実は顧客の喉を締め上げ、砂を噛ませるような行為だったことに。

これは、データという名の「正解」を捨て、

「目の前の1人を確実に残す」という地味で孤独な真実に辿り着いた、ある男の物語だ。


■ 第2章:完璧主義者が陥った「データ」という名の蟻地獄

ダラ・ルーシーは、マーケティングのプロだった。

Meta広告を駆使し、1クリック150円のコストを冷徹に管理し、緻密なデータ分析を行う。

彼の運営する『Half Baked』は、一見すれば順調そのものに見えた。

しかし、ダラの心は晴れなかった。

ダッシュボードに並ぶ数字が、ある「不都合な真実」を突きつけていたからだ。

「なぜだ……。なぜ、これほどまでに解約されるんだ?」

広告から入ってきた読者の、30日以内の解約率(チャーン)は7%

1,000人を獲得しても、1ヶ月後には70人が消えている。

半年も経てば、必死に集めた読者の大半が、砂漠の霧のように霧散してしまう。

月間150万円以上の広告費を投じながら、手元に残る資産が積み上がらない恐怖。

ダラは考えた。

「もっと、読者のことを知らなければならない」

彼は、読者がニュースレターに登録する際の「オンボーディング(導入)」を強化した。

登録後にアンケートを表示し、質問を重ねた。

「あなたの興味があるトピックは?」

「現在、起業を考えていますか?」

「この媒体をどこで知りましたか?」

マーケティングの教科書には、こう書いてある。

「1st Party Data(自社で収集する顧客データ)こそが資産である」と。

データを集めれば集めるほど、配信するコンテンツの精度は上がり、満足度は高まるはずだ。

ダラは、その「正解」を信じ、アンケート項目を増やしていった。

質問が5つ、10つと増えるたびに、ダラは満足感に浸った。

「これで、よりパーソナライズされた体験を提供できる」

だが、現実は残酷だった。

質問を増やせば増やすほど、30日以内の解約率は高止まりし、改善の兆しは見えなかった。

それはまさに、喉が渇いて死にそうな旅人に、

「あなたの家系の病歴を教えてください」と問い詰めるようなものだった。

旅人が求めているのは、今すぐ飲める水だ。

それなのに、管理人は「将来の健康維持のために必要だから」という理屈で、今、目の前にあるグラスを遠ざけていた。

ダラは、冷たいブルーライトに照らされた深夜のオフィスで、

自分の構築した「完璧な登録フロー」を眺めながら、言いようのない違和感に襲われた。

「俺は、読者を助けたいのか。それとも、データを集めたいだけなのか?」

この時、彼の銀行口座に振り込まれる収益は、彼の持つスキルや知識、投下した広告費に見合うものではなかった。

まるで、穴の空いたバケツに、高価な香水を注ぎ続けているような虚しさ。

「正解」を追い求めるほど、収益は遠ざかり、顧客の心は離れていく。

ダラは、データという名の蟻地獄の中で、もがいていた。


しんたろーしんたろー:
「データを集めるのが正解」と信じ込んでいる時、人は盲目になる。
俺もかつて、フォロワーの属性を細かく分析して、完璧なペルソナ設定を作っていた。
でも、その分析に時間をかけるほど、肝心の「手触り感のあるコミュニケーション」が消えていった。
結局、数字の向こう側にいるのは「人間」なんだよな。

■ 第3章:実験という名の「破壊」。正解を捨てた瞬間の奇跡

「全部、消してみよう」

ダラはある日、狂気とも取れる決断を下した。

これまで心血を注いで作り上げてきた、緻密なアンケートフォームを、だ。

読者の属性を分類し、セグメントを分けるための、あの〝資産〟を。

チームのメンバーは猛反対した。

「そんなことをしたら、読者の好みがわからなくなる」

「広告の最適化ができなくなる」

だが、ダラは確信していた。

「読者は、俺たちの質問に答えるためにここに来たわけじゃない。俺たちが提供する『価値』を受け取るために来たんだ」

彼は、Meta広告経由で入ってくる「コールドトラフィック(まだ熱量の低い層)」に対して、すべての質問を削除した。

登録ボタンを押した直後、アンケート画面は表示されない。

代わりに表示されるのは、簡潔な「サンクスページ」だけだ。

「登録ありがとうございます。今すぐ、あなたのメールボックスを確認してください。最初の価値ある情報を、そこに届けました」

ただ、それだけ。

余計な摩擦(フリクション)をすべて取り除き、旅人が給水所にたどり着いた瞬間に、グラスを差し出すようにしたのだ。

結果は、劇的だった。

30日以内の解約率は、7%から3%へと激減した。

実に、57%もの改善だ。

1,000人の読者を獲得するごとに、これまでは70人が去っていたのが、30人で済むようになった。

毎月、40人の「残る読者」が上積みされる。

これは、広告費を1円も増やさずに、成長スピードを劇的に加速させたことを意味する。

ダラは、震える手でグラフを見つめた。

「正解」を捨てた瞬間に、ビジネスが息を吹き返したのだ。

彼は、データの代わりに「行動」を見ることにした。

アンケートで「何が好きか」を聞くのではなく、実際に送ったメールのどのリンクをクリックしたか、どの記事を最後まで読んだか。

その〝生きた痕跡〟から、読者の輪郭を浮かび上がらせていった。

無理やり聞き出したデータは、砂のように脆い。

だが、喉を潤した後の旅人が、自ら進んで語り始める言葉には、真実が宿る。

ダラは、砂漠の管理人が持つべき「本当の正解」に気づいた。

それは、管理することではなく、潤すことだ。

摩擦をゼロにし、価値を届けるまでの時間を極限まで短縮する。

その地味な、あまりにも地味な改善が、データ分析のプロが陥った停滞を打ち破る、唯一の鍵だった。


しんたろーしんたろー:
「登録後のアンケートを全削除する」なんて、マーケターからすれば恐怖でしかない。
でも、その恐怖の先にしか、本物の信頼関係はないんだ。
相手が一番求めている瞬間に、一番欲しいものを差し出す。
結局、ビジネスの本質は、この「タイミング」と「スピード」に集約される。

ここまで読んだあなたに

今なら無料で全機能をお試しいただけます。設定後はAIが投稿案を毎日生成。確認して選ぶだけ。

無料で始める

■ 第4章:俺が直面した「30万フォロワー」という名の砂上の楼閣

ダラ・ルーシーの物語を読んだ時、俺は古傷が痛むような感覚を覚えた。

なぜなら、俺自身もまた、別の形の「砂漠」で迷い続けていたからだ。

かつての俺は、インスタグラムで30万フォロワーという、傍目には輝かしく見える数字を持っていた。

AIを駆使し、自動投稿システムを構築し、24時間365日、俺のアカウントは動き続けていた。

スマホを開けば、通知の嵐。

「いいね」や「保存」の数字が、積み上がっていく。

それはまるで、砂漠の中に巨大な黄金の城を建てたかのような万能感だった。

だが、その実態は、あまりにも脆かった。

アルゴリズムが一度変動すれば、その城は一晩で砂に還る。

30万人のフォロワーは、俺の顧客ではなかった。

プラットフォームという名の「地主」から、一時的に借り受けていた、名もなき群衆に過ぎなかったのだ。

俺は、必死に水を注いでいた。

だが、俺が持っていたバケツには、底に大きな穴が空いていた。

フォロワーは増えるが、収益は安定しない。

単発の案件(フロー型報酬)をこなしては、次の案件を探す。

「今月はいくら稼げるだろうか」という不安が、常に背中を追いかけてくる。

10年間のSE生活で培った技術力も、マーケティングの知識も、すべては「穴の空いたバケツに、いかに速く水を注ぐか」という、終わりのない労働に使われていた。

身体が先に、悲鳴を上げた。

数年間、頭が20%しか回っていないような、霧の中にいる感覚。

会社を辞め、フリーランスになったものの、待っていたのは「自由」ではなく、

「止まれば死ぬ」という、より過酷なマグロのような生き方だった。

「このままでは、いつか枯れ果てる」

俺は、ダラ・ルーシーがデータに執着したように、

「フォロワー数」という、目に見える数字に執着していた。

それが自分を救ってくれると信じていた。

だが、砂漠で本当に必要なのは、黄金の城ではない。

絶えることなく水が湧き出る「井戸」であり、その水を確実に届けるための「配管(ストック)」だ。

俺は、派手な広告運用や、華やかなフォロワー数という「正解」を、一度疑ってみることにした。

そして、ある「地味な仕組み」に、すべてを賭けることに決めたのだ。


■ 第5章:79,500円の衝撃。配管が繋がった日の静かな革命

その出会いは、唐突だった。

SNSの収益が激減し、絶望の淵にいた俺の元に、

「SaaSの代理店(パートナー制度)」という話が舞い込んできた。

仕組みは、驚くほどシンプルだった。

あるサービスを紹介し、そのユーザーが利用を続ける限り、毎月の利用料の数パーセントが、俺の元に「ストック報酬」として入り続けるというものだ。

「そんなにうまくいくはずがない」

最初は、疑っていた。

これまで、汗水垂らして、必死に営業し、案件を勝ち取ってきた俺にとって、

「紹介して、あとは放置」というモデルは、あまりにも実感が湧かなかった。

だが、俺は実験的に、その仕組みを導入してみることにした。

ダラ・ルーシーがアンケートを削除したように、俺もまた、自分の「労働」を介在させない仕組みを作ってみたのだ。

1ヶ月目が終わった時、俺の銀行口座に振り込まれた金額は、79,500円だった。

10万円でもない。5万円でもない。

端数まで刻まれた、あまりにもリアルで、中途半端な数字。

だが、その79,500円は、俺の人生において、過去のどんな大金よりも重かった。

なぜなら、そのお金が発生した時、俺は眠っていたからだ。

あるいは、家族と食事をしていた。

あるいは、体調を崩して寝込んでいたかもしれない。

俺が「何もしなかった時間」に対して、支払われた報酬。

それは、穴の空いたバケツで水を運んだ対価ではなく、

俺が砂漠に埋設した「配管」から、初めて水が流れ出した証だった。

「これだ……。これが、俺が求めていたものだ」

俺は、その配管を太く、長くすることに没頭した。

SE時代の技術を使い、営業を自動化した。

定型文を6パターン作り、キーボードアプリで1タップで返信できるようにした。

「人間がやる必要がない部分は、すべてプログラムにやらせる」

その信条を、ストック報酬を積み上げるためだけに注ぎ込んだ。

結果、6ヶ月後には、月収は30万円のストック報酬に達していた。

累計収益は100万円を突破した。

毎日、わずか20分の作業。

朝5分、昼5分、夕方5分、寝る前に5分。

スマホを確認し、流れてくる水(報酬)をチェックするだけ。

かつて、30万フォロワーを抱えながら、

「来月の家賃が払えるだろうか」と震えていた俺の姿は、そこにはなかった。

来月も、その翌月も、確実に30万円が入ってくるという安心感。

それは、砂漠の真ん中で、自分だけの「枯れない井戸」を見つけたような安堵感だった。

ダラ・ルーシーが、アンケートを捨てて解約率を下げたように、

俺もまた、「単発の利益」を捨てて「継続的な信頼」を積み上げる道を選んだ。

俺たちは、ついつい「大きな一撃」を求めてしまう。

だが、本当に人生を変えるのは、

「寝ている間にも、ポタポタと滴り落ちる水の音」なのだ。


しんたろーしんたろー:
初月の79,500円を見た時の感覚は、今でも忘れられない。
「自分の労働と報酬が切り離された」という、あの解放感。
多くの人は、100万円という大きな数字ばかりを追いかけるが、
最初の「汚れていないストックの1円」こそが、最も価値があるんだ。

■ 第6章:起業という名の冒険に出る前に、君に「水」を渡したい

物語を、締めくくろう。

ダラ・ルーシーは、データへの執着を捨て、

「読者が価値を受け取るまでの摩擦」をゼロにすることで、ビジネスを再生させた。

彼は今、データに振り回されるのではなく、読者との信頼関係という、最も強固な資産の上に立っている。

そして俺もまた、同じだ。

「自分にしかできないこと」に執着するのをやめ、

「仕組みが勝手に働いてくれる状態」を作ることに全力を注いだ。

その結果、手に入れたのは、単なるお金ではない。

「明日、何が起きても大丈夫だ」という、精神的な自由だ。

俺は、かつての俺と同じように、

「スキルはあるのに、なぜか稼げない」

「頑張っているのに、いつも不安だ」

という人たちを、一人でも多く救いたいと思っている。

だからこそ、俺は「自分が欲しかった理想の仕組み」を、形にした。

それが、SNS投稿自動生成ツール『ThreadPost』であり、その成長を分かち合う「パートナー制度」だ。

ThreadPostは、AIが文章も画像も自動で生成し、SNS運用を劇的に効率化するツールだ。

月額2,980円からという、誰でも始められる価格設定にしている。

そして、そのパートナー制度は、驚くほどシンプルだ。

あなたがThreadPostを紹介し、誰かが使い始めてくれたら、

その利用料の30%が、ストック報酬として、毎月あなたの元に届き続ける。

例えば、月額2万円の法人プランを1件紹介すれば、それだけで毎月6,000円が、あなたの「配管」から流れ出す。

50人に紹介すれば、それだけで月30万円

かつての俺が、半年かけて辿り着いたあの景色が、そこにある。

「自分でサービスを作る」というのは、素晴らしいことだ。

だが、それは砂漠でゼロから井戸を掘るような、過酷な作業でもある。

多くの人は、井戸が完成する前に、渇きに耐えきれず倒れてしまう。

だから、まずは俺が作った井戸の「配管」を、あなたの元へ繋いでほしい。

パートナー制度は、「いきなり起業」するためのものではない。

むしろ、「安心して起業の準備をするための、助走期間」として使ってほしいのだ。

毎月、決まった額のストック収入が口座に入ってくる。

その安心感があって初めて、人間は「本当にやりたいこと」に挑戦できる。

ダラ・ルーシーがアンケートを捨てられたのは、彼に「実験する余裕」があったからだ。

俺が困っていた頃、喉が渇いて死にそうだったあの頃に、

「これ、飲んでいいよ。そして、一緒にこの水を広めないか?」

と言ってくれる人がいたら、どれほど救われただろうか。

そんな思いで、俺はここに、この仕組みを置いておく。

砂漠の管理人が、旅人にアンケートを強要する時代は、もう終わりだ。

これからは、価値を分かち合い、共に潤う時代だ。

もし、あなたが今の働き方に、あるいは消えない不安に、

「砂を噛むような思い」をしているのなら。

一度、その重いバケツを置いて、俺の繋いだ配管を覗いてみてほしい。

そこには、俺が人生をかけて見つけ出した、「静かに、でも確実に流れ続ける水」があるはずだから。

👉 ThreadPostの収益化ガイドを見る

ThreadPost — SNS投稿をAIが自動化

この記事が参考になったら、ThreadPostを試してみませんか?投稿作成・画像生成・スケジュール管理まで、AIがサポートします。

無料で始める

この記事をシェア

XはてブLINE
しんたろー

ThreadPost開発者・個人開発エンジニア

AI × SaaS個人開発者。Cursor / Claude Code を使った効率的開発、SNS自動化について実体験から発信。

人気の記事