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停電した劇場で「非常口」を売れ。非CSエンジニアが月商260万を叩き出した〝市場の痛み〟の正体

停電した劇場で「非常口」を売れ。非CSエンジニアが月商260万を叩き出した〝市場の痛み〟の正体
しんたろーしんたろー
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この記事の内容(目次)

それは、真っ暗闇の劇場で、たった一つだけ灯っている「非常口のサイン」のようなものだった。

豪華な舞台演出に酔いしれる数千人の観客。

最新のプロジェクションマッピング、重低音の響くスピーカー、華やかな衣装をまとった役者たち。

それが「技術」という名のエンターテインメントだ。

しかし、突如として停電が訪れたらどうなるか。

それまで称賛を浴びていた演出はすべて消え去り、劇場はパニックに包まれる。

人々が喉から手が出るほど欲しがるのは、もはや「面白い劇」ではない。

暗闇から抜け出すための、たった一つの〝出口〟だ。

暗闇の中、ぼんやりと緑色に光る「非常口」のプレート。

それは芸術性もなければ、最新の技術も使われていない。

ただそこにあるだけの、簡素なサインだ。

だが、その瞬間の観客にとって、そのサインは世界中のどの名画よりも価値がある。

デニス・ユルチャクという男と、かつての俺。

俺たちは、この「停電した劇場」の中で、必死に豪華な舞台装置を作ろうとしていたエンジニアだった。


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■ 第1章:【空白の6年】技術の呪縛に囚われたソロプレナーの末路

デニス・ユルチャクは、大学で国際関係学を学んでいた。

コンピューターサイエンス(CS)の学位など持っていない。

彼がプログラミングの世界に足を踏み入れたのは、単に「自分が学んだ分野では仕事がなかったから」という、消極的な理由だった。

しかし、彼は独学でコードを書き、6年もの歳月をエンジニアとして過ごした。

「作れる」という万能感。

それは、エンジニアにとって最も甘美で、最も危険な毒薬だ。

彼はいくつものプロダクトをゼロから立ち上げ、そして、そのすべてを静かに葬り去ってきた。

「なぜ、これほど高い技術があるのに、誰も金を払ってくれないんだ?」

デニスは、暗闇の中で誰もいない劇場に向かって、最新のライティング技術を駆使し、複雑なコードを組み上げ、自己満足の極致に浸っていた。

彼が作っていたのは〝出口〟ではなく、ただの「飾り」だったのだ。

そんな彼に転機が訪れたのは、自ら何かを発明した時ではなかった。

「巨人がその場所を去った」ことによって生まれた、巨大な空白を目の当たりにした時だ。

Microsoftが、Skypeの古い機能を廃止すると発表した。

多くの人にとって、Skypeは「昔流行ったチャットツール」に過ぎなかったかもしれない。

しかし、世界中に散らばるデジタルノマド、海外移住者、そして頻繁に国境を越える旅行者にとって、それは死活問題だった。

彼らは、海外にいながら自国の「銀行」や「役所」に電話をかけなければならない場面がある。

現地のSIMカードでは国際電話料金が跳ね上がる。

Skypeは、安価に、そして確実に「固定電話」へ繋がるための、不可欠なインフラだったのだ。

デニスは、SNS(現在のX)でその「悲鳴」を目撃した。

有名な起業家であるピーター・レベルズが、Skypeの使い勝手の悪さと、機能廃止への不満を漏らしていた。

「銀行に電話ができない」

「役所とのやり取りが止まってしまった」

「ログインすらできない」

それは、劇場の照明がすべて消え、観客たちがパニックに陥った瞬間だった。

人々は、もはやSkypeという「豪華な劇場」に未練はなかった。

ただ、海外から安く電話をかけるという〝出口〟を求めて、暗闇の中を彷徨っていた。

デニスは気づいた。

自分が作るべきは、最先端のAIコミュニケーションツールではない。

Skypeが捨て去った、あの「泥臭くて、シンプルで、でも絶対に替えが効かない機能」だ。

彼は、国際関係学を学んでいた頃の知識と、6年間のエンジニアとしてのスキルを、一点に集中させた。

「Yadaphone(ヤダフォン)」の誕生だ。

それは、決して美しいプロダクトではなかったかもしれない。

しかし、それは停電した劇場において、最も明るく輝く「非常口のサイン」だった。

デニスは、自分が作りたいものを作るのをやめた。

市場が流している「血」を止めに行くことに決めたのだ。


■ 第2章:【俺の絶望】技術という名の「飾り」を作り続けたSIer時代の10年間

デニスの物語を読みながら、俺は奥歯を噛み締めていた。

かつての俺もまた、全く同じ「技術の呪縛」に囚われていたからだ。

俺はSIerで10年間、システムエンジニアとして働いていた。

大規模な業務システムの提案から導入まで、文字通り「世の中の会社の仕組み」を裏側から支える仕事をしていた。

プログラミングも、マーケティングも、デザインも、独学ですべてこなせるようになった。

SNSの自動化システムや、スクレイピングのプログラムなんて、お手のものだった。

いわば、俺は「劇場の舞台装置」なら何でも作れる職人だった。

照明も、音響も、回転する舞台も、すべて自分の手で設計し、動かすことができた。

それなのに、俺の財布はいつも空っぽだった。

奨学金の返済。

焦りから手を出した投資の失敗。

通帳の残高は、増えるどころか減り続け、気がつけば借金だけが手元に残っていた。

「全部持ってて、金だけがない」

深夜のオフィスで、青白いモニターの光に照らされながら、俺は何度その言葉を飲み込んだだろうか。

技術力と収益力。

この二つは、全く別の筋肉なのだ。

どんなにベンチプレスで100kgを上げられたとしても、それが「誰かの痛みを解決する」という方向に動かなければ、一円の価値も生まない。

俺は、誰もいない劇場で豪華なショーを演じ続けていた。

観客は一人もいないのに、最新のライティング技術を駆使し、複雑なコードを組み上げ、自己満足の極致に浸っていた。

俺が作っていたのは〝出口〟ではなく、ただの「飾り」だったのだ。

エンジニアは、どうしても「すごいもの」を作ろうとしてしまう。

でも、市場が求めているのは「すごいもの」ではない。

「今すぐこの苦痛を止めてくれるもの」なのだ。

10年かけて身につけた技術が、自分の生活を1ミリも楽にしてくれない絶望感。

俺はそれを嫌というほど知っている。


■ 第3章:【転換点】「カチン」という決済音が、俺たちの人生を書き換えた

デニスは、完璧主義を捨てた。

かつての彼なら、半年かけてUIを磨き、複雑な機能を実装していただろう。

しかし、今回は違った。

彼はReddit(海外の巨大掲示板)に、作りたての、まだ粗削りなYadaphoneのリンクを投稿した。

「Skypeで困っている人がいるなら、これを使ってみてほしい」

その数分後。

彼のスマートフォンが、聞き慣れない音を立てた。

Stripe(決済プラットフォーム)からの通知音だ。

「カチン」

見知らぬ誰かが、彼の作ったツールに、本物の金を払った。

広告も打っていない。立派なオフィスもない。

ただ、誰かの切実な「痛み」を解決したという事実だけが、デジタルな数字となって口座に振り込まれた。

デニスは、その時の感覚を「人生が変わった瞬間」だと語っている。

それは、6年間の下積みが報われた瞬間というよりも、市場と自分が、初めて正しく繋がった瞬間の喜びだった。

ユーザーたちは、ただ金を払うだけではなかった。

「ここをこうしてほしい」「このボタンが分かりにくい」

彼らは、まるで自分の持ち物を手入れするように、デニスにフィードバックを送り始めた。

それは、暗闇の中で出口を見つけた人々が、自ら懐中電灯を取り出し、出口までの道を一緒に照らし始めたようなものだった。

デニスはもはや、一人で暗闇を歩く必要はなかった。

俺にも、似たような経験がある。

SNSの自動運用ツールを開発し、初めてそれを他人に提供したときのことだ。

それまで俺は、自分の技術を「会社から給料をもらうための手段」としてしか見ていなかった。

しかし、俺が作った仕組みを使って「時間ができた」「集客が楽になった」と喜ぶ人の姿を見たとき、俺の中の何かが音を立てて崩れた。

俺が持っていた技術は、誰かを救うための〝魔法〟だったのだ。

それに気づかなかったのは、俺自身が「会社員」という狭い箱の中に閉じこもり、外の世界の悲鳴を聞こうとしていなかったからだ。

デニスのYadaphoneは、その後、瞬く間に成長していく。

月商17,500ドル(約2,625,000円)。

一人のエンジニアが、市場の隙間を見つけ、そこを埋めただけで手にした果実だ。

さらに彼は、eSIMPalという新しいプロジェクトでも月2,000ドル(約300,000円)を稼ぎ出している。

最初の「カチン」という音。

あれは中毒性がある。

自分の労働の対価としてではなく、自分の〝仕組み〟が誰かの役に立った証拠だからだ。

デニスが味わったあの高揚感こそが、起業家としての本当の産声だったのだと思う。


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■ 第4章:【ストックの正体】単発の「便利屋」から、法人30社が手放せない「インフラ」へ

Yadaphoneの真の強さは、それが単なる「通話アプリ」から、企業の「生命線」へと進化したことにあった。

当初、ユーザーの多くは個人旅行者だった。

彼らは必要な時にだけクレジットを購入し、用が済めば去っていく。

いわば、劇場の出口を一度通るだけの客だ。

しかし、デニスはあることに気づいた。

「電話番号を維持したい」というニーズが、予想以上に強いことに。

一度銀行に登録した電話番号は、簡単に変えることができない。

つまり、ユーザーは「番号を維持するため」に、毎月のサブスクリプション料金を払うようになる。

さらに、この利便性に気づいたのは個人だけではなかった。

法人顧客30社が、Yadaphoneを業務に組み込み始めたのだ。

カスタマーサポート、海外支店との連絡、二要素認証の受け皿。

企業の業務フローに一度組み込まれれば、それはもはや「便利なツール」ではなく、外すことのできない〝資産〟になる。

現在、Yadaphoneの収益の30〜40%は、これら法人顧客からの安定した入金で構成されている。

デニスが寝ている間も、彼がバカンスを楽しんでいる間も、世界中の企業が「インフラ維持費」として彼に金を払い続ける。

かつてのデニスは、6年間も「単発の仕事」を追いかけていた。

高い技術でシステムを納品し、その対価をもらって終わり。

それは、どれだけ豪華な舞台を作っても、幕が閉じれば収入が途絶える役者のようなものだった。

しかし今の彼は、劇場の「配管」を握っている。

水が流れ続ける限り、彼は潤い続ける。

これが、エンジニアが目指すべき〝ストック型ビジネス〟の極致だ。

俺がSNS運用で初月に79,500円を稼ぎ、その後月300,000円のストック報酬を構築したときも、全く同じ構造だった。

「便利屋」で終わるか、「インフラ」になるか。

この差は、技術力の差ではない。

相手の生活や業務の「どの部分に食い込むか」という設計の差なのだ。

一度インフラになってしまえば、もう価格競争に巻き込まれることもない。


■ 第5章:【寄生型の集客術】他人のブログの「死んだリンク」を書き換えて、50人の顧客を毎日奪う

プロダクトが本物になっても、集客という壁は常に立ちはだかる。

しかし、デニスはここでも「豪華な看板」を立てるような真似はしなかった。

彼は、すでに劇場の中に存在している「古い地図」を書き換えるという、極めて賢い戦略をとった。

Google検索で「Skype alternative(Skypeの代替品)」と検索すれば、何百ものブログ記事が出てくる。

しかし、Skypeの機能が廃止された今、それらの記事に載っている情報の多くは「死んでいる」。

紹介されているツールが動かなかったり、リンクが切れていたりするのだ。

デニスは、それらのブログ運営者に片っ端からメールを送った。

「あなたの記事は素晴らしい。でも、Skypeはもう使えません。もしよければ、今最も勢いのある代替品として、Yadaphoneを紹介しませんか?」

これは、広告費を払って新しい道を作るのではなく、すでに人々が歩いている「出口への道」に、自分の看板をそっと置かせてもらうようなものだ。

結果は劇的だった。

一つの有力なブログ記事に掲載されただけで、毎日50人もの新規ユーザーが流れ込んできた。

広告費はゼロ。

やったことは、市場にある「情報の不一致」を修正しただけだ。

さらにデニスは、信頼を構築するために「Trustpilot」というレビューサイトを活用した。

わずか10〜15件の良質なレビューがあるだけで、ユーザーのコンバージョン率は跳ね上がる。

人々は「最新の技術」を信じるのではない。

「自分と同じ痛みを持っていた誰かが、救われたという事実」を信じるのだ。

俺も、この戦略には深く共感する。

俺がSNSで30万フォロワーを抱えていた頃、最も効果的だったのは、自分で大声を出すことではなかった。

「すでに困っている人が集まっている場所」に行き、そこで静かに解決策を提示することだった。

劇場の出口を探している人に、「最新の映画が公開されました!」と叫んでも無視される。

そうではなく、「出口はこちらです。私もさっきそこから出られました」と、隣の人の肩を叩く。

それだけで、ビジネスは回り始めるのだ。

ゼロから集客しようとするのは、砂漠に道を作るような苦行だ。

でも、すでに人が通っている道の「看板」を書き換えるだけなら、誰にでもできる。

賢いハックというのは、常にこういう「最小の努力で最大の効果」を狙うものなのだ。


■ 結び:次は、あなたが「非常口」を指し示す番だ

デニス・ユルチャクの物語は、俺たちに一つの残酷な、そして希望に満ちた真実を突きつけている。

「自分の技術でゼロから何かを作る必要はない」ということだ。

デニスが成功したのは、彼がSkypeよりも優れた技術を持っていたからではない。

巨人が去った後の「穴」を見つけ、そこを埋めるための最小限の仕組みを、誰よりも早く提供したからだ。

俺たちは、デニスになる必要はない。

彼のようなSaaSオーナーになるのは、確かに夢がある。

でも、そこに至るまでの「6年間の暗黒期」を耐えられる人が、どれだけいるだろうか。

俺自身、10年間のSIer生活と、借金に苦しんだ数年間を経て、ようやくここに辿り着いた。

だからこそ、俺はかつての俺のように「技術はあるのに稼げない人」や「現状を変えたいけれど、何から始めればいいか分からない人」のために、一つの〝非常口〟を作った。

それが、ThreadPostのパートナー制度だ。

ThreadPostは、AIがSNSの投稿を自動生成するツールだ。

月額2,980円からという、誰でも始められる価格帯。

そして、このツールを必要としている人は、今の日本中に溢れている。

SNSを運用したいけれど時間がない。何を投稿すればいいか分からない。

そんな「痛み」を抱えた人たちが、暗闇の中で出口を探している。

俺が提案したいのは、あなたがデニスのようにイチからツールを開発することではない。

すでに完成し、実績のあるThreadPostという〝非常口〟を、困っている人に教える役割——つまり、パートナー(代理店)になることだ。

例えば、あなたがThreadPostを紹介し、誰かが月20,000円のプランに加入したとする。

それだけで、サブスク料金の30%(6,000円)が、あなたの元に毎月入り続ける。

一人、二人と紹介を増やし、50人に到達すれば、それだけで月300,000円のストック報酬だ。

デニスが法人30社を捕まえて、月商の40%を安定させたように。

あなたが紹介したユーザーは、あなたのための〝インフラ〟になる。

「自分には紹介できる人なんていない」と思うかもしれない。

でも、デニスの戦略を思い出してほしい。

SNSで「投稿が続かない」と嘆いている人に。

「AIでSNSを自動化したい」と検索している層に。

ThreadPostという解決策を提示する。

それは、停電した劇場で、出口を探している人に懐中電灯を貸してあげるような、極めて自然で、感謝される行為だ。

俺は、自分でサービスを作れる人を尊敬する。

でも、それがどれほど過酷な道かも知っている。

だからこそ、まずは「既にある仕組み」に乗っかって、ストック収入という名の〝心の余裕〟を手に入れてほしい。

このパートナー制度は、単なるお小遣い稼ぎではない。

あなたが将来、自分のビジネスを立ち上げるための「起業の助走」だ。

劇場は、まだ停電したままだ。

でも、俺の手元には、緑色に光る「非常口のサイン」がある。

その光を、次はあなたが手にする番だ。

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しんたろー

ThreadPost開発者・個人開発エンジニア

AI × SaaS個人開発者。Cursor / Claude Code を使った効率的開発、SNS自動化について実体験から発信。

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