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発信力はあるのに稼げない起業家が、たった4000人のリストで年1.5億円を生む静かな戦略

発信力はあるのに稼げない起業家が、たった4000人のリストで年1.5億円を生む静かな戦略
しんたろーしんたろー
19分で読めます
この記事の内容(目次)

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■ 第1章:「数」の呪縛に囚われていないか?

大通りの交差点に立って、拡声器を握っている自分を想像してほしい。

信号が変わるたびに人が流れてくる。何百人、何千人。拡声器のボリュームを上げれば、もっと多くの人に声が届く。「もっと大きな声で、もっと多くの人に」——そう信じて、喉が枯れるまで叫び続ける。

でも、立ち止まって話を聞く人は、ほとんどいない。

通り過ぎる人たちは、別の目的地に向かっているだけだ。


俺には、30万フォロワーという数字があった時期がある。

元々はカメラが趣味で、旅先の風景を一眼レフで撮っていた。それがある日、ポートレートアカウントを作ったら一晩で5,000人フォロワーが増えた。あの感覚は今でも覚えている。スマホを握りながら、通知の数字が止まらなくなっていく。画面を見るたびに増えていく数字。

〝取り憑かれた〟——これが、その頃の自分を表す正直な言葉だ。

そこから俺は20種類以上のキュレーションアカウントを立ち上げた。

お弁当アカウントが11万フォロワー、キャンプアカウントが9万フォロワー。エンジニアとしてのスキルを活かして、スクレイピングで自動収集したコンテンツをメディアサイトに全自動投稿するシステムを組んだ。広告費はゼロ。それでも数字は積み上がり続けた。

トータル約30万フォロワー

傍から見れば、成功者に見えたはずだ。

でも、あの頃の俺が本当に感じていたのは——虚無だった。

PR案件は月20万円ほど入ってきた。Google広告や楽天、Amazonのアフィリエイトも回っていた。でも、何かが違った。

フォロワーの通知が鳴り止まない夜に、ふと気づいてしまうのだ。

〝この30万人は、俺のことを何も知らない〟

大通りで拡声器を持って叫んでいた。確かに声は届いていた。でも、立ち止まって話を聞いてくれる人は、ほとんどいなかった。数字が増えることへの快感と、その数字が「信頼」には一切変換されていないという冷たい現実が、ずっと同居していた。

そんな時期に、ある男の話を知った。

4,000人のリストしか持たないのに、年間1.5億円を稼ぐ男の話を。


■ 第2章:4,000人で1.5億円を稼ぐ男

ダスティン・ライクマン(Dustin Riechmann)という人物がいる。

彼のメールリストの購読者数は、4,000人未満だ。

SNSの世界では、4,000人など「小さなアカウント」の部類に入る。インフルエンサーとも呼ばれない。バズったこともない。アルゴリズムに愛されたわけでもない。

それでも彼の年間収益は、7桁ドル——日本円に換算すれば約1.5億円だ。

数字を分解すると、さらに驚く。

1リストあたりの年間収益:約4.2万円($285)

一般的なクリエイターの1リストあたり収益は、せいぜい数千円程度だと言われている。ダスティンの数字は、その5倍から10倍だ。

4,000人という「小さなリスト」が、なぜこれほどの収益性を持つのか。

答えは、リストに入ってくる人の〝質〟にある。

ダスティンのリストに登録する人は、彼のことをすでによく知っている状態でやってくる。ウェルカムメールを開く時点で、すでに彼の声を45分から60分聞き続けた後だ。

彼の成長戦略は、ポッドキャストへのゲスト出演に絞られている。

ただし、普通のゲスト出演ではない。

ダスティンが出演するのは、自分の直接の競合となるポッドキャストではない。〝隣接領域〟——ショルダートピックと彼が呼ぶ——のポッドキャストだ。この戦略の意味は、次の章で詳しく解剖する。

ここで一度、数字の重さを噛み締めてほしい。

4,000人 × 年間4.2万円 = 1.5億円

俺の30万フォロワーは、PR案件で月20万円だった。年間にして240万円。フォロワー1人あたりに換算すれば、年間8円にも満たない計算になる。

ダスティンの4.2万円と、俺の8円

この差は、規模の差ではない。〝戦略〟の差だ。

大通りで拡声器を持って叫ぶのと、焚き火を囲んで深夜まで語り合うのとでは、生まれる関係の質が根本から違う。ダスティンは最初から、焚き火の側に座っていた。

しんたろーしんたろー:
この数字を初めて見た時、正直、信じたくなかった。
30万フォロワーを持っていた自分が、4,000人に負けているという事実。
でも計算してみたら、もう言い訳できなかった。
数字は正直だ。残酷なくらい。

■ 第3章:「大通りの演説」から「焚き火の対話」へ

SNSというのは、大通りの交差点だ。

信号が変わるたびに人が流れてくる。アルゴリズムという名の交通整理係が、今日は誰の声を増幅するかを決める。昨日バズったコンテンツが今日は見向きもされない。

フォロワーを増やすために投稿頻度を上げ、エンゲージメントを稼ぐために煽り気味のタイトルを付け、バイラルを狙って趣旨のズレたコンテンツを作る——その繰り返し。

俺はこれを10個以上のアカウントで同時にやっていた。

自動化システムで効率化していたとはいえ、本質は同じだ。〝大通りで拡声器を持って叫ぶ〟ゲームに参加していた。

ダスティンが選んだのは、全く別のフィールドだった。

彼はポッドキャストのゲスト出演を、自分の唯一の成長エンジンにした。

なぜポッドキャストなのか。

ポッドキャストのリスナーは、自分の意志で「この人の話を聞く」と決めた人たちだ。通勤中、ランニング中、料理をしながら——彼らはイヤホンを耳に入れて、ダスティンの声を45分から60分聞き続ける。

SNSのフィードをスクロールしながら0.5秒で次に流れるのとは、まるで次元が違う。

焚き火を囲んで座った人は、簡単には立ち去らない。炎の揺らめきを見ながら、話し手の声に耳を傾け、沈黙の間も共有する。そういう時間が、〝信頼〟を生む。

ダスティンのリスナーは、ポッドキャストが終わった後に自分から彼のランディングページを探す。誰かに勧められたわけでも、広告で誘導されたわけでもない。

45分間の対話を経て、自分の意志で「もっと知りたい」と動く。

これが〝プリウォーム〟な読者だ。

メールリストに入ってくる時点で、すでに温まっている。だから開封率が高い。クリック率が高い。そして購買率が高い。

4.2万円/人/年という異常な収益性は、この「焚き火の対話」から生まれている。

SNSで数を集める戦略と、ポッドキャストで信頼を育てる戦略。どちらが「正しい」かではない。どちらが〝収益に変換されるか〟という問いに対して、数字は明確な答えを出している。

大通りで叫んでいた俺は、フォロワーの通知が鳴り止まない夜に、何かが足りないと感じていた。その「何か」の正体が、今になってわかる。

焚き火が、なかった。


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■ 第4章:「隣接領域」で唯一の専門家になる

ダスティンの戦略で、最も精巧な部分がここだ。

彼はポッドキャストに出演するとき、自分の直接の競合となる番組には近づかない。

例えば、あなたが関係性コーチだとする。普通に考えれば「関係性コーチング」をテーマにしたポッドキャストに出演しようとするだろう。でもそこには問題がある。

そのポッドキャストのリスナーは、すでに同じテーマの情報を大量に浴びている。あなたは「50人目の似たようなゲスト」になってしまう。

ダスティンが狙うのは、〝ショルダートピック〟——隣接領域だ。

関係性コーチなら、初めて親になった人向けのポッドキャストに出る。子育てのストレスが夫婦関係に与える影響を語る。あるいは、カップルがお金の問題で揉めることをテーマにしたパーソナルファイナンス系のポッドキャストに出る。

そこでは、あなたは〝唯一の専門家〟だ。

関係性コーチが来るとは思っていなかったリスナーたちが、「なるほど、こういう専門家がいるのか」と新鮮に受け取る。ホストも、自分一人では作れなかったエピソードを提供してもらえるから、喜んで出演依頼を受け入れる。

ダスティンはポッドキャストを選ぶ際に、3つの基準を持っている。

① ゲストインタビュー形式であること

② 直近30日以内に新しいエピソードが公開されていること

③ Apple Podcastsで100件以上のレーティングがあること

この3つを満たす番組だけをリストアップして、ピッチを送る。

ピッチの内容も、ダスティン流だ。「私を呼んでください」ではなく、「あなたのリスナーに、あなた一人では提供できないこんな価値を届けられます」という提案の形をとる。ホストにとっての〝コンテンツギャップ〟を埋める存在として自分を位置づける。

出演が決まったら、そのポッドキャスト専用のランディングページを用意する。

「yoursite.com/[ポッドキャスト名]」というURLで、リスナーが流れ込む先を最適化する。インタビューの中でCTAを自然に差し込む。「今日話したXXXについて、もっと詳しく知りたい方は——」という形で、会話の流れに乗せて誘導する。

これは焚き火の対話の中で、次の焚き火への道を示す行為だ。

無理に売り込まない。強引に誘導しない。ただ、対話の延長として「もっと深く話したい人はこちら」と扉を開けておく。

その結果、登録してくる人は〝自分から入ってきた人〟だ。

誰かに背中を押されたわけでも、広告に釣られたわけでもない。45分の焚き火を経て、自分の足で歩いてきた人たちが、ダスティンの4,000人を構成している。

しんたろーしんたろー:
「隣接領域」というコンセプトを読んだ時、俺のインスタ戦略の失敗が一気に腑に落ちた。
お弁当アカウントで11万フォロワーを集めた。でもそのフォロワーは「お弁当の写真が好き」な人たちであって、俺のことを信頼していたわけじゃない。
専門家として認識されていなかった。それだけのことだった。

■ 第5章:数を追うゲームから降りる勇気

〝数を追うゲーム〟には、麻薬のような引力がある。

フォロワーが増える。通知が鳴る。数字が上がる。その瞬間の快感は本物だ。俺はそれを知っている。一晩で5,000人増えた夜の感覚を、今でも身体が覚えている。

でも、そのゲームには終わりがない。

10万人になったら20万人を目指す。20万人になったら50万人を目指す。数字の天井は常に上にある。そして、どれだけ積み上げても、その数字は〝借り物〟だ。プラットフォームのアルゴリズムが変われば、一夜にして消える。

俺はそれを、身をもって経験した。

30万フォロワーという数字が、売上に変換されない現実。PR案件の月20万円は、確かに収入だった。でも、それはフォロワーが俺を信頼していたからではなく、単純にリーチ数という〝広告枠〟として価値があったからに過ぎない。

俺は広告媒体だった。人間ではなく、媒体。

ダスティンの話を知った時、静かに衝撃を受けた。

彼は数を追わなかった。4,000人という小さなリストを、深く耕した。1人ひとりが4.2万円の収益を生む関係を、焚き火の対話を通じて積み上げた。

これは単なる「戦略の違い」ではない。

〝何のためにコンテンツを作るのか〟という、根本的な問いへの答えの違いだ。

大通りで叫ぶのは、通り過ぎる人の数を最大化するためだ。焚き火を囲むのは、座った人との関係を深めるためだ。どちらが「正しい」かではない。でも、どちらが〝ビジネスとして持続するか〟という問いへの答えは、ダスティンの数字が示している。

俺が今、SaaS代理店として少数の濃いクライアントとストック収益を築いているのも、この気づきと地続きだ。

フォロワー数ではなく、信頼の深さ。リーチ数ではなく、関係の質。

数を追うゲームから降りた時、初めて見えてくる景色がある。

毎月確実に積み上がるストック収益。クライアントとの深い信頼関係。「この人のために動きたい」と思える仕事の感触。

大通りの喧騒から離れて、焚き火の前に座った時の、あの静けさ。


■ 第6章:壁を登るための最初の一歩

ここまで読んで、こう感じた人がいるかもしれない。

「ポッドキャストに出演するなんて、自分には無理だ」「4,000人の濃いリストを作るなんて、どこから始めればいいかわからない」

その感覚は正直だと思う。

でも、壁を前にした時に問うべきは「どうやって一気に登るか」ではなく、「最初の一歩はどこに置くか」だ。

ダスティンのやり方を、もう一度シンプルに整理する。

Step 1: 自分のテーマに隣接する2〜3つのショルダートピックを書き出す。そのトピックで困っている人は誰か、を具体的に想像する。

Step 2: そのショルダートピックのポッドキャストを20〜30番組リストアップする。基準は3つ——ゲストインタビュー形式、直近30日以内に更新、Apple Podcastsで100件以上のレーティング。

Step 3: ホストへのピッチを書く。「私を呼んでください」ではなく、「あなたのリスナーに、あなた一人では提供できないXXXを届けられます」という形で。

Step 4: 出演が決まったら、そのポッドキャスト専用のランディングページを用意する。

Step 5: インタビューの中で、会話の流れに乗せてCTAを差し込む。

Step 6: どのポッドキャストからリスト登録者が来たかを追跡する。

これは、薄いリストを大量に集める壁を越えるための方法論だ。

数を集めるのではなく、信頼を積み上げる。大通りで声を張り上げるのではなく、焚き火の場所を丁寧に選んで、座った人と深く語り合う。

ダスティンが証明したのは、4,000人という小さな焚き火でも、1.5億円の熱量を生み出せるということだ。

問題は、焚き火の大きさではない。炎の質だ。

しんたろーしんたろー:
俺が今やっているSaaS代理店の仕事も、突き詰めればこれと同じ構造だ。
少数の、本当に信頼できるクライアントと深い関係を作る。
数を追うゲームをやめた瞬間に、仕事が楽しくなった。
それは、大通りから離れて、初めて焚き火の温かさに気づいた感覚に似ている。

■ 第7章:焚き火の前に、もう一つの椅子を置く

最後に、正直な話をする。

ダスティンの戦略は本物だ。でも、ポッドキャストへのゲスト出演を軌道に乗せるまでには時間がかかる。ショルダートピックを見つけ、番組をリストアップし、ピッチを送り、出演し、リストを育て、バックエンドで収益化する——この道のりは、数ヶ月単位の話だ。

その間、生活はどうするのか。

これは、俺自身が何年も向き合ってきた問いだ。

スキルはある。アイデアもある。でも、起業するまでの〝助走期間〟に何で食べるか。会社員を続けながらでは時間が足りない。かといって、いきなり全てを捨てて飛び込む勇気もない。

そのジレンマを、俺は身をもって経験した。

だから、自分が欲しかった仕組みを作った。

ThreadPostというAIツールがある。SNSの投稿——文章も画像も——をAIが自動生成するツールだ。月2,980円から使える。

このThreadPostには、パートナー制度がある。

仕組みはシンプルだ。ThreadPostを誰かに紹介する。その人がサブスクリプションを続ける限り、毎月サブスク料金の30%がストック報酬として入り続ける。

2万円プランを紹介すれば、月6,000円が毎月入る。これが50人になれば、月30万円のストック収益だ。

俺自身、この仕組みで月30万円のストック報酬を確立した。

大通りで叫んでいた時代の月20万円のPR案件とは、質が根本から違う。PR案件は毎月ゼロから獲得しなければならない。でもストック報酬は、一度紹介した関係が続く限り、翌月も翌々月も積み上がり続ける。

これは、焚き火に薪をくべ続けるのではなく、炎が自然に燃え続ける仕組みを作ることだ。

自分でサービスを作れる人はいい。ゼロからプロダクトを開発して、マーケティングして、サポートして——それができる人には、その道がある。でも、それは大変なことだ。俺自身、ThreadPostを作るまでに何年もかかった。

だから、まずThreadPostを売ってストック収入を作りながら、起業の準備をするという道がある。

〝いきなり起業〟ではなく、〝起業の助走〟として使う。

30万円のストック収益があれば、会社員を辞めることへの恐怖が変わる。生活の心配をしながらコンテンツを作るのと、安定した収益基盤を持ちながらコンテンツを作るのとでは、思考の質が全く違う。

ダスティンが4,000人の焚き火を丁寧に育てられたのも、おそらく「今月の収益をどう確保するか」という焦りがなかったからだと思う。

焦りは、焚き火を消す。

安定は、炎を育てる。


俺が困っていた頃に欲しかった仕組みを、ここに置いておく。

30万フォロワーという大通りの喧騒の中で、何かが足りないと感じていたあの頃の自分に、今なら言える。

「数を追うゲームから降りろ。焚き火の場所を探せ。そして、焚き火が育つまでの間、安定した薪を確保しておけ」

ThreadPostのパートナー制度は、その〝薪〟だ。

難しい話ではない。自分のSNSやブログでThreadPostを紹介する。使ってみたい人が登録する。毎月30%のストック報酬が積み上がる。それだけだ。

自分でサービスを作れない人を、俺は支援したい。

なぜなら、かつての俺がそうだったから。スキルはあるのに、収益に変換できなくて、大通りで叫び続けていたあの頃の自分を、救いたかったから。

👉 ThreadPostの収益化ガイドを見る

仕組みの全体像が、そこにある。

大通りから離れる準備ができたなら、焚き火の場所はここだ。

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しんたろー

ThreadPost開発者・個人開発エンジニア

AI × SaaS個人開発者。Cursor / Claude Code を使った効率的開発、SNS自動化について実体験から発信。

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