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物販19年のプロが陥った停滞。月750万稼ぐまで気づかなかった「スキルの死蔵」

物販19年のプロが陥った停滞。月750万稼ぐまで気づかなかった「スキルの死蔵」
しんたろーしんたろー
19分で読めます
この記事の内容(目次)

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■ 第1章:Amazonという帝国の黄昏と、TikTokという「劇薬」の正体。――なぜ今、熟練の商人があえて赤字の戦場に飛び込むのか?

宇宙を目指すロケットが、その巨大な機体のほとんどを「燃料タンク」で占めているのを知っているだろうか。

大気圏という目に見えない、しかし圧倒的な重力の壁を突破するために、ロケットは凄まじい量の燃料を燃やし、空になった巨大なタンクを次々と切り離していく。

これを「多段式ロケット」と呼ぶ。

軌道に乗るその瞬間まで、彼らは「自らを削り、捨て続ける」ことでしか、重力から逃れることはできない。

ビジネスもまた、同じだ。

特に、今の時代において「新しいプラットフォーム」に参入するということは、この多段式ロケットの打ち上げに似ている。

スティーブ・シュウという男がいる。

彼はオンライン物販の世界で19年という、気の遠くなるようなキャリアを持つベテランだ。

自社ブランドを立ち上げ、Amazonという巨大な帝国の恩恵を受けながら、長年安定した収益を築いてきた。

彼にとって、Amazonは「確実な地面」だった。

しかし、その地面が、音を立てて崩れ始めていた。

「また広告単価(CPC)が上がったのか……」

スティーブは、深夜の書斎で青白いモニターを見つめながら、溜息をついた。

19年前、Amazonは「出せば売れる」魔法の場所だった。

しかし今や、そこは血で血を洗うレッドオーシャンだ。

競合がひしめき合い、コピー商品が溢れ、広告費を注ぎ込まなければ検索結果の1ページ目にすら残れない。

売上は横ばいなのに、手元に残る利益だけが、砂時計の砂のようにサラサラとこぼれ落ちていく。

そんな時、彼の目に飛び込んできたのが「TikTok Shop」という、得体の知れない「劇薬」だった。

全米での売上高が年間150億ドル(約2兆2,500億円)を突破し、前年比68%増という異常な速度で膨張している市場。

しかも、成約率は4.7%と、Instagramの2倍以上の数字を叩き出しているという。

だが、スティーブは慎重だった。

彼は知っていた。新しいプラットフォームに飛び込むことは、多段式ロケットの第1段エンジンに点火するようなものだ。

そこには、想像を絶する「摩擦」と「燃料消費」が待っている。

「これは、片手間でやるような遊びじゃない。既存の成功体験という重力を振り切るための、命懸けの点火になる」

彼は、19年のキャリアで培った「効率」や「安定」という常識を一度、ゴミ箱に捨てる決意をした。

Amazonという、すでに軌道に乗ったはずの安定した機体を離れ、あえて「赤字」という名の燃料を燃やし尽くす、未知の航海へと踏み出したのだ。

しんたろーしんたろー:
19年も物販をやってきたプロが、あえて「赤字」からスタートする恐怖。これは僕にも痛いほどわかります。
多くの人は「最初から得をしよう」として、結局重力に負けて地上でくすぶってしまう。
スティーブがAmazonの限界を感じたように、僕らも「今までのやり方」が通用しなくなる瞬間に、どう自らを切り離せるかが問われているんだと思います。

■ 第2章:『コールドスタートの壁』という名の入会審査。――30万円をドブに捨ててからが、本当のビジネスの始まりである。

ロケットが地上を離れる瞬間、最もエネルギーを必要とするのは「最初の数センチ」を浮き上がらせる時だ。

TikTok Shopの世界には、この「最初の数センチ」に相当する、残酷なまでの参入障壁が存在する。

スティーブはそれを、〝コールドスタートの壁〟と呼んだ。

「まずは、2,000ドル(約30万円)を失う覚悟を決めてくれ」

スティーブが相談した専門家は、開口一番にそう告げた。

30万円。それは、広告費ではない。

「商品を無料で配り、アルゴリズムにデータを食わせるためだけに消える金」だ。

TikTokのアルゴリズムは、冷徹だ。

フォロワーが何人いようが、過去にどれだけ実績があろうが、関係ない。

その商品が「今、この瞬間、誰を熱狂させているか」というデータがない限り、プラットフォームはあなたを「存在しないもの」として扱う。

スティーブは、自社の商品を何百個と梱包し、見ず知らずのクリエイターたちに無償で送り続けた。

返事が来る保証はない。動画が作られる保証もない。

ただひたすら、30万円分の資産を「無」へと投げ込む作業だ。

「これは、多段式ロケットの第1段を切り離すための儀式だ」

彼は自分に言い聞かせた。

多くの初心者は、この段階で脱落する。

「10個配ったけど、1本も動画が上がらない」「赤字が膨らむのが怖い」

そう言って、点火したばかりのエンジンを切ってしまう。

だが、それでは大気圏を突破することは永遠にできない。

スティーブの元には、数週間、何の音沙汰もなかった。

Amazonでの売上が、TikTokへの投資によって削られていく。

銀行残高が目に見えて減っていく恐怖。

19年の経験が、「これは無駄ではないか?」と脳内で警鐘を鳴らし続ける。

しかし、30万円という「燃料」を燃やし尽くしたその時、機体に変化が起きた。

一人の、フォロワー数千人程度のマイクロクリエイターが投稿した動画が、わずかに跳ねたのだ。

そこから、TikTokのアルゴリズムという巨大な歯車が、ゆっくりと、しかし確実に回り始めた。

「リーチが解放された……」

画面上の数字が、止まっていた心電図が動き出すように脈打ち始めた。

それは、彼が「目先の利益」という重力を捨て、多段式ロケットの第1段を切り離した瞬間だった。

ここから先は、もはや「個人の努力」ではなく「システムの加速」の世界だ。


■ 第3章:週160本の動画が作る「売上の自動販売機」。――クリエイティビティを捨て、物量でアルゴリズムを殴り倒すシステム設計。

大気圏を突破し始めたロケットに必要なのは、繊細な操縦ではない。

圧倒的な「推進力」の継続だ。

スティーブが構築したシステムは、もはや「動画制作」というクリエイティブな仕事ではなかった。

それは、工場における「ライン作業」に近い。

彼は、週に160本という、狂気じみた数のクリエイター動画を収集・運用する体制を整えた。

1本や2本の「バズ」を狙うのではない。

160本という物量でアルゴリズムの隙間を埋め尽くし、強制的に売上を発生させる。

いわば、アルゴリズムを「物量で殴り倒す」戦略だ。

「クリエイティビティなんて、捨てていい」

スティーブは断言する。

彼が求めたのは、洗練されたプロの映像ではない。

スマホ一台で撮られた、生活感の溢れる、少し画質の粗い動画だ。

それがTikTokという戦場では、最も鋭い武器になる。

彼はクリエイターに対し、細かい指示(ディレクション)を出すのをやめた。

代わりに、「商品を大量に送り、自由に撮らせ、反応が良かったものに広告費(Spark Ads)を投下する」という仕組みを自動化した。

これは、ロケットの第2段エンジンにあたる。

ここでは、もはやスティーブ自身が動画を作る必要はない。

彼は「システム」を管理する管制官へと進化した。

週に160本

その中から、成約率の高い「当たり」の動画が数本生まれる。

その「当たり」に、さらに広告費という燃料を注ぎ込む。

すると、1ドルの投資が5ドルの売上になって返ってくる「売上の自動販売機」が完成する。

「かつての僕は、自分の手で一つひとつ商品を選び、自分の手で説明文を書いていた。でも、それは『人力の飛行機』でしかなかったんだ」

スティーブは、画面を流れる無数の動画を見つめながら、19年前の自分を思い出していた。

当時は、自分のスキルこそが資産だと思っていた。

だが、今の彼は違う。

「自分がいなくても回り続ける仕組み」こそが、真の資産であることを知っている。

このシステムが稼働し始めてから、彼のTikTok単体での売上は月商約750万円(5万ドル)にまで膨れ上がった。

しかも、その売上を作るために彼が費やす時間は、かつての数分の一にまで減っていた。

しんたろーしんたろー:
「週160本」という数字を聞いて、絶望する人もいるかもしれません。
でも、これを「自分で作る」のではなく「仕組みで作る」のがプロの仕事です。
僕もインスタで30万フォロワーを集めた時は、すべての投稿を自力でやっていたわけじゃありません。
スクレイピングと自動投稿のシステムを組み、AIに働かせていました。
結局、最後に勝つのは「センスがある人」ではなく「仕組みを作った人」なんです。

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■ 第4章:ヘイロー効果の衝撃:TikTokで火をつけ、Amazonで刈り取る。――単一プラットフォーム依存という「死に至る病」の特効薬。

多段式ロケットの第3段が点火されると、機体はついに、地球全体の景色を見渡せる高度に達する。

スティーブが目撃したのは、TikTokという一つの惑星の成功だけではなかった。

「Amazonの売上が、勝手に上がっている……?」

ある朝、スティーブはAmazonのセラーセントラルを開き、目を疑った。

TikTokでの施策を始めてから、Amazon側の注文数が50〜80%も跳ね上がっていたのだ。

しかも、Amazon側では広告費を1円も増やしていない。

これが、物販の世界で囁かれる〝ヘイロー効果(後光効果)〟の正体だ。

TikTokで動画を見たユーザーは、必ずしもその場で買うわけではない。

「あ、これいいな」と思った記憶を抱えたまま、数日後、使い慣れたAmazonでそのブランド名を検索する。

TikTokという太陽が放った光が、Amazonという月を照らし、間接的に輝かせているのだ。

「プラットフォームを分断して考えていたのは、僕のミスだった」

スティーブは痛感した。

多くの起業家は、「Amazonで稼ぐ」「インスタで稼ぐ」と、一つのプラットフォームに依存しようとする。

だが、それは「一本足のロケット」で宇宙を目指すようなものだ。

一箇所で不具合が起きれば、すべてが墜落する。

かつてスティーブを苦しめていた「Amazonの広告費高騰」という重力。

しかし今や、TikTokという別のエンジンが推進力を生み出しているおかげで、Amazon側では広告を打たなくても、検索順位が自然と上がっていく。

「TikTokで火をつけ、Amazonで刈り取る」

このマルチチャネルの循環こそが、単一プラットフォーム依存という「死に至る病」に対する、唯一の特効薬だった。

スティーブのブランドは、もはやAmazonの規約変更やアルゴリズムの気まぐれに怯える必要はない。

複数のエンジンが、互いを補完し合いながら、機体をより高い軌道へと押し上げているからだ。

19年のキャリアを経て、彼はようやく「本当の安定」の意味を理解した。

それは、一つの場所で踏ん張ることではない。

複数のプラットフォームを跨ぐ「仕組み」を構築し、それらが共鳴し合う状態を作ることなのだ。


■ 第5章:30万フォロワーの虚像と、俺が味わった「売上90%減」の教訓。――プラットフォームの上で踊る側から、プラットフォームを使い倒す側へ。

スティーブの成功物語を読みながら、僕は数年前の自分の姿を重ねずにはいられなかった。

そして、その後に訪れた「墜落」の記憶が、今も胸の奥をチリリと焼く。

かつての僕は、Instagramで合計30万人というフォロワーを抱えていた。

お弁当、キャンプ、風景写真。

20種類以上のアカウントを運用し、毎日「いいね」の通知が鳴り止まない日々。

一晩で5,000人のフォロワーが増える光景を眺めながら、僕は「自分は無敵の資産を手に入れた」と確信していた。

だが、それは壮大な「錯覚」だった。

ある朝、いつものようにスマホを手に取った僕は、凍りついた。

昨日まで5,000リーチあったストーリーが、わずか「200」にまで激減していたのだ。

アルゴリズムの変更。キュレーションアカウントへの規制強化。

僕が積み上げてきた「30万人」という数字は、プラットフォームという地主から借りていた「仮設住宅」に過ぎなかった。

売上は、一瞬で90%消えた。

月20万円あったPR案件の報酬は、潮が引くようにゼロになった。

会社を辞め、SNSに全振りした直後の出来事だ。

目の前が真っ暗になる、という表現を、僕はあの時初めて身体で理解した。

「30万人は、僕の味方じゃなかった。ただの『数字の羅列』だったんだ」

スティーブが構築した「週160本の動画システム」と、僕がやっていた「フォロワー集め」。

その決定的な違いは、何だったのか。

それは、「依存」か「活用」か、という点にある。

僕は、Instagramというプラットフォームの上で、アルゴリズムに気に入られるように「踊らされていた」だけだった。

対してスティーブは、プラットフォームを「燃料」として使い倒し、その外側に「Amazonの売上」や「自社ブランドの認知」という、プラットフォームに依存しない資産を築いていた。

多段式ロケットの比喩に戻るなら、僕は「第1段エンジン」の中に住もうとしていたのだ。

燃え尽きて切り離される運命の燃料タンクの中で、一生を過ごせると信じ込んでいた。

だが、賢明な商人は、第1段エンジンを「加速のためだけに使い、使い終わったら冷酷に切り捨てる」。

「スキルはあるのに、稼げない」

「努力しているのに、常に不安が消えない」

もしあなたがそう感じているなら、それは「自分の居場所」を間違えているのかもしれない。

プラットフォームの中に住んではいけない。

プラットフォームを「通過点」として使い、その外側に「ストックされる仕組み」を構築しなければならないのだ。

僕がかつて味わった、あの「数字が消えた朝」の虚脱感。

それを二度と繰り返さないために、僕は「踊る側」を卒業し、「仕組みを作る側」へ回ることを決意した。

しんたろーしんたろー:
30万人のフォロワーがいても、翌月の家賃が払えなくなる。そんな残酷なことがSNSの世界では平気で起こります。
スティーブが6ヶ月かけて損益分岐点を超えたように、僕らも「一瞬のバズ」ではなく「継続的なシステム」に投資しなければなりません。
自分のスキルを、どこに「点火」させるか。その選択がすべてを決めます。

■ 第6章:半年後の景色:ストック型代理店として「仕組み」を売る生き方。――不安定なフリーランスを卒業し、SaaSとシステムを武器にする最終回答。

スティーブ・シュウは今、TikTok Shopを起点とした強固な「売上の自動販売機」を手にし、19年前よりもはるかに自由な時間を過ごしている。

彼がやったことは、魔法ではない。

「多段式ロケット」の構造を理解し、最初に莫大な燃料を捨てる勇気を持っただけだ。

では、物販のプロではない僕たちは、どうすればいいのか?

スティーブのように、数千ドルの赤字を掘りながら、週160本の動画を管理する体制をいきなり作れるだろうか。

正直に言おう。それは、あまりにもハードルが高い。

自分一人でロケットを一から設計し、打ち上げるのは、並大抵の努力では不可能だ。

だからこそ、僕は「別の道」を用意した。

自分でロケットを作るのではなく、すでに宇宙へ向かっているロケットの「パートナー」になるという道だ。

僕が開発した『ThreadPost』というツールがある。

これは、AIがSNSの投稿(文章も画像も)を自動生成し、運用を効率化するSaaSだ。

月額2,980円からという、誰でも始められる価格帯で提供している。

そして、僕が本当にあなたに伝えたいのは、このツールの機能ではない。

このツールを「紹介する側」に回ることで得られる、ストック報酬の仕組みだ。

ThreadPostのパートナー制度は、非常にシンプルだ。

あなたがこのツールを紹介し、誰かが使い続ける限り、サブスク料金の30%が、毎月あなたの口座に振り込まれ続ける。

たとえば、月額2万円のプランを1人紹介すれば、毎月6,000円。

それを50人に広めることができれば、それだけで毎月30万円のストック収入が確定する。

「それって、ただの営業代行じゃないか?」

そう思うかもしれない。だが、本質は違う。

これは、あなた自身の「多段式ロケット」の第1段エンジンなのだ。

僕自身、かつて売上が90%減り、貯金が底をつきかけた時、僕を救ってくれたのは「自分の労働とは無関係に入ってくるストック収入」だった。

体調を崩して動けなかった日も、画面の向こうでシステムが働き、報酬を積み上げてくれた。

その安心感があったからこそ、僕は再び立ち上がり、自分のSaaSを作るという「次のステージ」へ進むことができた。

いきなり起業するのは、大変だ。

自分でサービスを作り、サポート体制を整え、サーバーを維持する。それは、スティーブがやった物販と同じか、それ以上に過酷な道のりだ。

でも、ThreadPostのパートナーなら、その「大変な部分」はすべて僕が引き受ける。

あなたは、僕が作ったロケットの座席に座り、まずは「ストック報酬」という名の安定した推進力を手に入れればいい。

月30万円のストック収入があれば、あなたの人生はどう変わるだろうか。

嫌な仕事に「NO」と言えるようになる。

新しいスキルを学ぶための時間を確保できる。

何より、「来月の数字」に怯える必要がなくなる。

それは、まさにスティーブが手に入れた「重力からの解放」と同じ景色だ。

「僕が困っていた頃に、喉から手が出るほど欲しかった理想の仕組み。それを、ここに置いておく」

これは、僕からの静かな招待状だ。

不安定なフリーランスや、スキルの切り売りに疲れた人たちへ。

プラットフォームの上で踊るのをやめ、プラットフォームを動かす「仕組み」の一部を手に入れてほしい。

大気圏を突破するための燃料は、もう準備できている。

あとは、あなたが点火ボタンを押すだけだ。

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しんたろー

ThreadPost開発者・個人開発エンジニア

AI × SaaS個人開発者。Cursor / Claude Code を使った効率的開発、SNS自動化について実体験から発信。

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