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開発スキルはあるのに売れない。マーケティングに挫折した深夜の会社員が、1600万円の壁を越えた日

開発スキルはあるのに売れない。マーケティングに挫折した深夜の会社員が、1600万円の壁を越えた日
しんたろーしんたろー
18分で読めます
この記事の内容(目次)

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■ 第1章:導入

午前3時。ドイツの冷たい夜の空気が窓の隙間から忍び込む。

午前3時。ブルーライトに照らされる疲労困憊の顔。終わりのないループから抜け出すための孤独な戦いが始まった。
午前3時。ブルーライトに照らされる疲労困憊の顔。終わりのないループから抜け出すための孤独な戦いが始まった。

コンスタンティン・シンガー(36)は、暗闇の中で重い瞼を開けた。

隣の部屋から聞こえる、2歳の娘の泣き声。

メルセデスでフルタイムの会社員として働く彼にとって、睡眠不足は日常の一部だった。

娘をあやし、ようやくベッドに戻る。

しかし、一度覚醒した脳はすぐには眠りにつかせてくれない。

彼は無意識にスマートフォンに手を伸ばす。

「ちょっとだけメールを確認しよう」

そのほんのわずかな油断が、彼を深い沼へと引きずり込む。

親指が画面を滑り続ける。

ニュース、SNS、動画。

終わりのない情報の波を、ただ無目的にスクロールし続ける。

〝ドゥームスクローリング〟。

ブルーライトが彼の疲労した顔を青白く照らす。

眠らなければならない。明日の仕事が待っている。

頭では分かっているのに、どうしても画面から目を離せない。

スマホを遠ざければ、今度は静寂が気になって眠れない。

ポッドキャストや音楽を流すために、結局はスマホを手元に置いてしまう。

そしてまた、無意識に画面を開いてしまうのだ。

この終わりのないループは、まるで〝手回し発電のラジオ〟のようだった。

ハンドルを回し続けている間だけ、かすかな音が鳴る。

手を止めれば、すぐに静寂と不安が押し寄せてくる。

だから、疲れ切った腕を動かして、必死にクランクを回し続けるしかない。

彼は、この狂ったサイクルから抜け出す必要があった。

自分の意思の力だけでは、この呪縛を断ち切ることはできない。

物理的な障壁が必要だった。

既存のアプリブロッカーを調べたが、どれも簡単に解除できてしまうものばかりだった。

「ないのなら、自分で作るしかない」

深夜の暗闇の中で、彼は一つの決意を固めた。

それが、彼を全く新しい世界へと導くことになるとは、その時の彼は知る由もなかった。


■ 第2章:転換

コンスタンティンには、一つの深い挫折の記憶があった。

過去にiOSアプリを開発し、市場に出そうと試みたことがある。

回し続けなければ音が途切れる「手回しラジオ」と、安定して電力が供給される「コンセントに繋がったスピーカー」。
回し続けなければ音が途切れる「手回しラジオ」と、安定して電力が供給される「コンセントに繋がったスピーカー」。

技術はあった。コードを書くことはできた。

しかし、致命的なまでにマーケティングができなかった。

しんたろーしんたろー:
開発スキルがあるのに売れない。これはエンジニアが陥る最も残酷な罠だ。
良いものを作れば売れるというのは幻想で、実際は誰にも気づかれずに海の底に沈んでいく。
僕自身も、その苦しみを痛いほど味わってきた。

どんなに優れたアプリを作っても、誰にも知られなければ存在しないのと同じだ。

その時の無力感が、彼の心に重くのしかかっていた。

だが、今回は違った。

誰かに売るためではない。自分自身の切実な課題を解決するためだ。

彼は、AIツール『Cursor』を立ち上げた。

「物理的なアプリブロッカー」というアイデア。

デバイスを遠ざけなければ、スマホのロックが解除されない仕組み。

AIとの対話が始まった。

彼が指示を出し、AIがコードを生成する。

エラーが出れば、そのエラーログをAIに投げ返し、修正案をもらう。

わずか3時間

たった3時間で、基本的な機能を備えたプロトタイプが完成してしまった。

かつてなら何週間もかかったであろう作業が、一瞬で終わったのだ。

そこから、彼は熱狂の渦に飲み込まれた。

夜な夜な、午前3時、4時までプログラミングに没頭する。

娘の夜泣きで起きた時間が、そのまま開発の時間へと変わっていった。

そうして生まれたのが、『Zenbox』だった。

価格は49.90ユーロ(約8,000円)

サブスクリプションなし、アカウント登録不要、完全オフライン。

「デジタルデトックスのためのデバイスなのに、サブスクで縛るのはおかしい」

彼は、あえて一度きりの買い切りモデルを選択した。

ハードウェアの製造は中国のパートナーに委託し、小ロットでの生産体制を整えた。

そして、彼にとって最大の壁であったマーケティングに挑む。

彼はLinkedInに、自身の開発の過程や苦悩をありのままに投稿し始めた。

最初は反応が薄かった。

「誰もこんなものに興味はないんじゃないか」という疑念が頭をよぎる。

しかし、夏の終わりに投稿した一つの記事が、突如として爆発した。

100万回再生

ドイツの連邦議会でのスマホ使用に関する投稿が、凄まじい勢いで拡散されたのだ。

通知が鳴り止まない。

個人のユーザーだけでなく、ウェルネス業界からのB2Bの大量受注も舞い込んだ。

「高級ホテルのゲストへの贈り物として使いたい」

彼は、かつての挫折を乗り越えた。

AIの力でアイデアを形にし、ありのままのストーリーで人々の心を動かした。

2年目の目標収益は、10万ユーロ(約1,600万円)に設定された。

深夜のドゥームスクローリングに悩んでいた会社員は、自らの手で1600万円の壁を越える道筋を作り出したのだ。


■ 第3章:共感

コンスタンティンが深夜の暗闇の中で感じた、あの圧倒的な熱量。

自分の切実な課題を、自らの手で解決していく過程の興奮。

僕は、その感覚を痛いほど理解できる。

僕もまた、同じようにAIの力で自らのプロダクトを生み出した人間だからだ。

僕は長年、〝自動化〟というテーマに取り憑かれていた。

投資の自動化、SNS投稿の自動化、営業の自動化。

自分が抱える「労働から解放されたい」という強烈な欲求を、システムで解決しようとし続けてきた。

しかし、チームでプロジェクトを進めようとした時、僕は深い挫折を味わった。

制作物を一つ仕上げるのに、何ヶ月もかかる。

修正をお願いすれば、さらに何週間も待たされる。

プライベートの問題も重なり、まともに動けない時期が続いた。

他人に依存することの脆さ。

自分の思い通りにスピード感を持って進められないもどかしさ。

そんな時、AIの進化が僕の目の前に新しい扉を開いた。

Claude Codeの登場だ。

「これなら、全部一人でできる」

僕は、2025年11月、全く新しいSaaSの開発に着手した。

それが、AIがSNS投稿を自動生成するツール『ThreadPost』だ。

AIとの対話によるバイブコーディング。

頭の中に浮かんだアイデアを言葉にし、AIがそれを瞬時にコードへと変換していく。

エラーが出れば即座に修正し、また次の機能を実装する。

コンスタンティンが『Cursor』でプロトタイプを組み上げたように、僕もまた深夜の静寂の中でコードを紡ぎ続けた。

通常なら60人月かかるような巨大なシステムを、僕はたった2ヶ月で構築し、12月にリリースした。

SaaSの開発だけではない。

Discordの運営、マーケティング、SNSの発信、LINE、メルマガ、note、ブログ。

その全てを、僕はたった一人で回している。

『ThreadPost』がもたらした変化は、劇的だった。

これまで1投稿あたり30分かかっていた文章作成が、わずか30秒になった。

1〜2時間かかっていた画像作成が、数秒で終わるようになった。

週に5時間かかっていたSNSの運用時間は、たった30分にまで圧縮された。

外注していれば、画像制作に年間240万円、投稿代行に年間117万円、合計で約360万円のコストがかかる作業だ。

それが、月額2,980円のLightプランで実現できてしまう。

約36倍という異常なROIだ。

僕は、自分が作ったこのツールを、自分自身で使い倒している。

自分のツールで自分のアカウントを育て、そのアカウントでツールを紹介する。

作る側と使う側が完全に一致しているからこそ、バグにも改善点にも誰よりも早く気づくことができる。

平日は本業をこなし、夜と土日の全ての時間を『ThreadPost』に注ぎ込む。

疲労はある。しかし、それ以上に「自分の力で全てをコントロールしている」という圧倒的な快感があった。

自分の課題を、自分の手で解決する。

その初期の熱狂は、何物にも代えがたいエネルギーを生み出すのだ。


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■ 第4章:視点の反転

コンスタンティンの物語は、痛快な逆転劇だ。

開発スキルとAIの融合が、個人の可能性をどこまでも広げてくれることを証明している。

しかし、彼のビジネスモデルを冷静に分析した時、僕は背筋が寒くなるのを感じた。

労働集約型の「売り切りモデル」と、資産が積み上がる「継続収益モデル」の残酷なまでの差。
労働集約型の「売り切りモデル」と、資産が積み上がる「継続収益モデル」の残酷なまでの差。
しんたろーしんたろー:
彼は「サブスクなし」を誇りにしている。ユーザーにとっては優しいかもしれない。
だが、ビジネスを運営する側から見れば、それは自らの首を絞める行為だ。
毎月毎月、ゼロから売上を作り続けなければならないのだから。

彼の『Zenbox』は、49.90ユーロ(約8,000円)の買い切りモデルだ。

一度売ってしまえば、その顧客からの継続的な収益は発生しない。

2年目の目標である10万ユーロ(約1,600万円)を達成するにはどうすればいいか。

単純計算で、年間約2,000個、毎月約160個のデバイスを新規に売り続けなければならない。

これは、まさに〝手回し発電のラジオ〟だ。

LinkedInでの100万回再生のバズは、たしかに強力なクランクの回転だった。

一気に大量の電力を生み出し、眩いほどの光を放った。

しかし、バズは永遠には続かない。

SNSのアルゴリズムは、気まぐれな風のようなものだ。

昨日まで吹いていた追い風が、今日には突然の向かい風に変わる。

彼がクランクを回す手を少しでも緩めれば、売上は途端にゼロに落ち込む。

常に新しいコンテンツを作り、常に新しい顧客の目を引き、常に新しいバズを狙い続けなければならない。

それは、終わりのない労働のループだ。

「デジタルデトックス」を掲げるプロダクトを売るために、皮肉にも彼自身がデジタル空間での絶え間ない発信に縛り付けられている。

僕は、この「常に新規を追い続ける」というモデルの恐ろしさを、身をもって知っている。

手回し発電のラジオは、回し続けている間は心地よい音を奏でる。

しかし、その手が止まった瞬間、訪れるのは完全な静寂と、底知れぬ恐怖なのだ。


■ 第5章:過去の痛み

その朝の感覚を、僕は今でも鮮明に思い出すことができる。

胃の奥が鉛のように重くなり、冷や汗が背中を伝う感覚。

絶望の夜明け。自らの手で生み出したシステムが、彼を終わりのない労働から解放する。
絶望の夜明け。自らの手で生み出したシステムが、彼を終わりのない労働から解放する。

かつて僕は、インスタグラムで30万人のフォロワーを抱えていた。

広告費は一切かけず、AIを使った自動投稿で数字を積み上げた。

毎日、スマートフォンの画面には「いいね」や「フォロー」の通知が滝のように流れ続けていた。

PR案件の依頼が絶えず、月20万円の案件報酬が当たり前のように入ってきていた。

僕は、自分が巨大な資産を築き上げたのだと錯覚していた。

この数字があれば、一生安泰だと本気で信じていた。

しかし、崩壊は一夜にして訪れた。

プラットフォームのアルゴリズムが突然変更されたのだ。

キュレーションアカウント全般に対する規制が強化され、僕が運用していた20種類以上のジャンルのアカウント全てで、エンゲージメントが急落した。

昨日まで5000リーチあったストーリーが、たった200しか見られなくなった。

画面を何度リロードしても、数字はピクリとも動かない。

新規のリーチは激減し、それに伴ってPR案件も完全に途絶えた。

20万円あった報酬は、ほぼゼロになった。

売上の90%が、文字通り一瞬にして消し飛んだのだ。

僕は、SNSに全振りして会社を退職していた。

その頼みの綱であったSNSが、目の前で音を立てて沈んでいく。

30万人のフォロワーに向けて商品を宣伝しても、全く売れない。

飛ぶように売れていた時代は、完全に終わっていた。

「30万人は、僕の資産ではなかった。ただの借り物だったんだ」

その事実に気づいた瞬間の虚脱感は、言葉では言い表せない。

僕は、他人の土地の上に砂の城を建てていたに過ぎなかった。

プラットフォームの機嫌一つで、全てを奪われる脆いビジネス。

毎日毎日、新しい投稿を作り、トレンドを追いかけ、アルゴリズムの変動に怯える日々。

それは、ひたすらにクランクを回し続ける〝手回し発電のラジオ〟そのものだった。

回しても回しても、もう音は鳴らない。

腕の筋肉は悲鳴を上げ、精神はすり減っていく。

モチベーションは完全に底を突き、ただ画面を見つめることしかできなくなった。

バズに依存した買い切りモデルや、単発の案件報酬に依存するビジネスは、いつか必ずこの壁にぶつかる。

コンスタンティンが今味わっている熱狂の裏には、この残酷な未来が口を開けて待っているのだ。


■ 第6章:解決策

しんたろーしんたろー:
毎月ゼロからスタートする恐怖。それは精神を確実に蝕んでいく。
僕たちに必要なのは、一発のバズではない。
確実に、静かに、毎月積み上がっていく確固たる仕組みだ。

手回し発電のラジオを捨てなければならない。

僕たちが手に入れるべきは、〝コンセントに繋がったスピーカー〟だ。

一度プラグを差し込めば、安定して電力が供給され続ける。

自分が必死にクランクを回さなくても、常に美しい音楽が流れ続ける仕組み。

それこそが、〝ストック型〟のビジネスモデルだ。

僕がかつて経験した、売上90%減の地獄。

そこから僕を救い出してくれたのは、単発の売上ではなく、毎月継続して報酬が発生する仕組みだった。

初めてSaaSの代理店として活動し、月額の継続報酬を手にした時の衝撃は忘れられない。

初月の報酬は79,500円

決して莫大な金額ではない。

しかし、その79,500円は、翌月も、その翌月も、僕が何もしなくても確実に入ってくるお金だった。

「寝ている間にお金が入る」という感覚。

それは、毎日ゼロから売上を作り直さなければならないプレッシャーからの、完全な解放だった。

単発で100万円を稼ぐよりも、毎月確実に10万円が入ってくる仕組みの方が、精神的な安定感は圧倒的に高い。

ストック型の収益は、積み木のように確実の上に積み上がっていく。

1人紹介すれば、その分の収益が毎月のベースになる。

翌月、さらに1人紹介すれば、先月の収益に上乗せされる。

これを繰り返していくことで、収益のベースラインが右肩上がりに上昇していくのだ。

常に新規顧客を追い求め、アルゴリズムの変動に怯え、バズを狙い続ける必要はない。

一度繋いだ配管から、静かに、しかし確実に水が流れ続ける。

コンスタンティンが『Zenbox』で選んだ「サブスクなし」という道は、顧客にとっては魅力的かもしれない。

しかし、彼自身の人生を長期的に支えるものにはなり得ない。

彼が本当に手に入れるべきだったのは、一度の労力が永続的な価値を生み出す、コンセントに繋がったスピーカーだったのだ。


■ 第7章:結語

熱狂は、いつか必ず冷める。

深夜のプログラミングの興奮も、100万回再生のバズの快感も、永遠には続かない。

だからこそ、その熱量があるうちに、すり減らない資産を作らなければならない。

手回し発電のラジオのクランクから手を離し、コンセントにスピーカーを繋ぐのだ。

僕は、自分がかつて味わった絶望と、そこから救われた経験を元に、一つの仕組みを作り上げた。

僕が困っていた頃に欲しかった、理想の仕組み。

それが、『ThreadPost』のパートナー制度だ。

『ThreadPost』は、AIがSNSの文章も画像も自動生成するツールだ。

月額2,980円から利用でき、SNS運用の時間を劇的に削減する。

そして、このツールのパートナー制度は、非常にシンプルで強力なストック型の仕組みになっている。

あなたがやることは、『ThreadPost』を紹介するだけ。

紹介したユーザーが利用を続ける限り、サブスク料金の30%が、毎月あなたにストック報酬として入り続ける。

例えば、月額20,000円のプランを利用するユーザーを1人紹介すれば、毎月6,000円の報酬が発生する。

もし50人に紹介できれば、毎月300,000円のストック収入が確定する。

僕自身も、このストック型の仕組みを構築したことで、毎月30万円の安定した収益基盤を確立し、累計で100万円を突破した。

自分でサービスを開発し、起業するのは本当に大変なことだ。

僕自身、全てを一人で背負う重圧と戦いながら、毎日を過ごしている。

誰もがコンスタンティンのように、AIを駆使してゼロからプロダクトを作れるわけではない。

だからこそ、まずはこのパートナー制度を利用してほしい。

自分でサービスを作るのではなく、すでに存在する価値あるサービスを紹介し、ストック収入を作る。

それは「いきなり起業」というリスクを負うのではなく、「起業の助走」として使える安全な道だ。

毎月確実に入ってくるストック収入があれば、心に余裕が生まれる。

その余裕の中で、本当に自分がやりたいビジネスの準備を進めればいい。

僕は、自分でサービスを作れない人を、この仕組みで支援したいと本気で思っている。

もう、アルゴリズムの変動に怯えながら、手回し発電のラジオを回し続ける必要はない。

安定した電力が供給されるコンセントに、あなたのスピーカーを繋ごう。

僕が繋いだこの配管を、ここに置いておく。

あとは、あなたが蛇口をひねるだけだ。

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ThreadPost開発者・個人開発エンジニア

AI × SaaS個人開発者。Cursor / Claude Code を使った効率的開発、SNS自動化について実体験から発信。

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