かなり久しぶりの更新です。しんたろーです。
最近NFTをはじめまして、その記録をどこかに残しておこうと思い、再びこのブログの更新を再開することにしました。2ヶ月くらい遡って、覚えている範囲で書きます。
初ウォレット作成
2022年10月20日頃、初めて仮想通貨用のウォレットを作成しました。
最初、何から初めて良いか、何もわかってなくウォレットは最初coinbaseウォレットを作成。半日後には、使いずらさとどうやらメジャーなウォレットじゃないことに気づき、定番であるMetaMaskをインストール。
他のウォレットは知らないけど、NFTをやるんだったらウォレットはMetaMask以外の選択肢は無いような気がする。
PCでChrome用のプラグインもあるし便利かなと。
スマホアプリの使用感は少しもっさりしているし、OpenSeaを見てるとすぐ真っ白になるし、少し気になるところは多いけど、このウォレット以外に代替になるものがないので、しょうがなく使う感じ。おそらくみんなそんな感じなんだと思う。
NFTについては前から興味があって、みんな読んでいるであろう「NFTの教科書」という紫色っぽい本は買ってた。
色々なことに追われていてガッツリ時間が取れず、半年くらい寝かした後、ようやく開いたけど、半分も読まずに断念。
断念というよりは、やってみないとわからないというのと、概念的なことが多いので、それは知ってるなぁみたいなことが続いたので、もう実際に触ってみたくてしょうがなくなった感じ。
初めて購入したNFTプロジェクトはWonderSecretClub
初めて買ったNFTは、おそらくWonder Secret Club だったはず。
https://opensea.io/ja/collection/wondersecretclub
何を買っていいか、何も分からなくてちょっと調べた結果、日本人でも注目している方が多いようだったので試しに買ってみた。
2000体のコレクション。海外で漫画?アニメ?からアパレルブランドを立ち上げるプロジェクトで絵も可愛いので意外と気に入っている。値段は0.06ETHのものと、0.199ETHのもの、この時のレートで、1万円くらいのもの、4万円くらいのもの。
今でも気に入ってはいるけど、初めてのNFTにしてはだいぶ奮発しすぎている気がする。無知は怖いが、結果オーライの良い買い物。
その後、OpenSeaのランクに入って勢いが良さそうだったr0g p0ll というコレクションを複数体買ってみたが、これは一体なんだったのか。今は値崩れしていて、なんだかよくわからないが、ウォレットには今も眠っている。
https://opensea.io/ja/collection/r0g-p0ll
あとは、Bonsai NFT Farmなどなど、買ってみた。
https://opensea.io/ja/collection/bonsainftfarm
NFTをいくつか買ってみて、なんとなくこんな感じかーというのを掴む。
この時点ではリビールの仕組みなど、よくわかってない。
買ったNFTが、どうみても、全部一緒で、見た目も面白くもなんともなく、なんじゃこりゃと思っていた。数日後、自分のウォレットで見た目が変わって、感動したのを覚えている。
何かと新しいところに飛び込むと、すぐにそれを提供する側に回ろうとする僕は、NFTの制作者になることをすぐに決意。最初からこれ目的だった節はあるが。
初めてウォレットを作ってから20日後に1万体のジェネラティブNFTをリリース
NFTのウォレットを初めて作ってからおそらく20日後には、自分で1万体のジェネラティブPFPをリリースしていた。それが、CampLanterns。
ここ数年キャンプにハマっていて、キャンプ系でSNSを更新していたり、アウトドアブランドの立ち上げや、お店のオープンなどに携わる活動をしていたので、キャンプに関係するテーマでNFTコレクションをやってみたかった。
キャンパーで、コレクションと言ったらランタンやろ!ということで、ランタンコレクションを作ることに。
これを作っている時点では、有名なNFTといえば、CryptoPunksくらいしか知らないので、ドット絵で作るというイメージが強かった。
もともと手の込んだ、芸術的なNFTは僕には作れないと思っていたので、結果的にはこの路線で良かったと思う。
どちらかというと、国内最古のキャンプ系ジェネラティブPFPコレクションとして、最速でリリースしたかった。
OpenSeaで「キャンプ」「Camp」など、アウトドア関係でメジャーなキーワードで検索したが、この時点ではほぼ出てこなかった。
数枚程度の1枚1枚丁寧に書くコレクション?や個人が写真をNFTとしてアップしているものなどは見つかったが、100体を超えるようなジェネラティブPFPと呼べるものは見当たらなかったので、日本最古のキャンプ系ジェネラティブPFPと謳うことにした。
おそらく間違ってないと思うが、厳密に言うと違うみたいなことがあるかもしれない。ブロックチェーンなので、全てが残っているので特にもめることもないだろう。
ジェネラティブアートの制作については、そんなに困ることもなく、イラストレーターは基本的な使い方くらいはできたので、アートの部品をいくつか描いて保存。それを、Python(だったかな?)のプログラムにかけて10,000体を自動生成。
生成してから、明らかに位置や色の組み合わせがおかしいものがあったりもするので、その辺は微調整を加えて、おそらくゼロからスタートで3日後くらいには完成していたと思う。(後から知ったけど、普通は何ヶ月も掛けて、告知しながら、丹精込めたものをリリースするらしい。僕の場合はプロセスと目的が違ったので少し異端児なのかもしれない。)
つまづいたのは共通コントラクトと独自コントラクトの違い
問題だったのはここからで、出来上がったものをNFTとしてブロックチェーン上にアップロードする作業。
これは、正直簡単だと思っていたが、意外と最初はわからなかった。
共通コントラクトと、独自コントラクトという概念があって、OpenSeaなどのマーケットプレイスで、誰でも画像を選択してアップロード出来るのは共通コントラクト。
最初はこの方法で、CampLanternsもアップしようと安易に考えていた。(厳密には何も考えてなかったかも笑)
これには色々と問題があって、OpenSeaでは複数のファイルを一括でNFT化する機能が備わっていない。これが盲点だった。
1万点あるのに、この方法だと全部手でアップロードしなくてはならない。しかし、軽く調べたところによると、他の方法(独自コントラクトを使う方法)だと結構なガス代がかかるということで、一旦気合いで乗り越えることにした。
OpenSeaでは1つNFT化するごとに、「あなたはロボットではありませんか?」の信号や、横断歩道を選ばされるやつが出てくる。
あれがなければ、RPAとかを使って乗り越えていたかもしれない。
なんやかんや、ダルすぎる作業を3日くらい、休み休み続けて、ようやくアップロード出来たのが100個。
1万個まであと100倍という事実に心が折れ、この時点でようやくこの方法は諦めることにした。今となってはもっと早く気づけよという感じ。笑
ちなみにOpenSeaの共通コントラクトを使うことには、もういくつかデメリットがある。製作者というか、最初にこのNFTをブロックチェーンに初めてアップロードした人がOpenSeaという事になる。
これはかっこ良くない。
僕が製作者なのだから、僕の名前を製作者としてブロックチェーンに刻みたい。
また、MetaMaskなどのウォレットでNFTを確認すると、共通コントラクトでミントされたものについては、一つのフォルダ?コレクション?にまとめられる様子。
これもかっこ良くない。
これらを解決するには、やはり独自コントラクトというものを使ってNFT化する必要があった。
独自コントラクトはプログラム未経験者には難しいと思う
独自コントラクトというのは、基本的にはプログラミングが必要なものであり、やりながらプログラミング経験がない人がNFTを発行するところまで辿り着くのは、ほぼ不可能だなと感じた。
僕の場合は10年間エンジニアをやってきた経験があるので、プログラムに関してはなんとかなった。2022年現在ではこれらの最新の情報源は全て英語であり、ソースのバージョンもどんどん変わっていく。なんだか分からないものを、英語で検索しながら最新技術を追っていくのは非常に大変。
自分でやりながら、こんなん出来る日本人めちゃくちゃ少ないやんと思いながら、だからこそ、自分に優位性があるなぁなんて思いながら情報を探ってた。
正直、英語とプログラムソースが載っているページは、英語を読むよりプログラムを読む方が僕にとっては楽。これは本職でエンジニアをしてる時から慣れている作業ではあった。
そんなこんなで、色々調べてみてプログラムは完成し、いつでも1万体のジェネラティブアートをNFT化することは出来るようになったのだけど、ここで再び立ちはだかったのがガス代問題。
イーサリアムブロックチェーン上にNFTを発行するには、当然だがガス代が掛かる。一旦、プログラムを実行して、試算してみたがガス代だけで数十万円を超えていた。わかってはいたが、ガス代はタイミングによっても変わるので、実際はもっと安いかもしれないと、夢を抱きながらここまできたが、無惨にも崩れ去った。
ガス代は購入者負担に
NFTを発行する人達って、みんなこんなに初期費用払ってるのかな?本当に?という疑問から調べ初めて、ある答えに辿り着いた。
NFTを発行する際には、そのガス代を運営者が一括で払うパターンと、1枚1枚の購入者に負担してもらうパターンがあった。
むしろ、よくよく周りのプロジェクトを見てみると、日本では?後者の購入者に少しずつガス代を負担してもらうケースが多い様子。
それなら我がCampLanternsもそうしようと方針転換。
OpenSeaで販売するのではなく、独自のミントサイトで販売する方式。(この時までは、NFTはOpenSeaなど、マーケットプレイスで売るものだと思っていた。)
現在、日本で主流なのは独自のミントサイトでNFTを販売して、そのブロックチェーン情報がOpenSeaに連携して表示されているという仕組み。
国内NFTプロジェクトのリリースの様子を追っていれば、当たり前に知ってそうな話だが、追ったことなかったから知らなかったんですよね。。
ということで、皆様は一回、どんなプロジェクトでもいいので、一度お気に入りのものを見つけて、discordに参加して、wlやalを取得して、ミントサイトでミントするというのを経験してから、NFTの製作側、販売側に回りましょう。笑
僕は全てをすっ飛ばしすぎて、変な順番で色々と理解していったので、結構最初の方が意味がわからないことが多かった。
そういえば、discordを初めて使ったのも自分のPFPをリリースした後だった気がする。CampLanternsをブロックチェーン上に公開したけど、これをどうやって人に広めたら良いのだろうと初めて考え、やっとdiscordの存在を知ることになります。
少し話を戻して独自コントラクトでのNFT発行の話。
結果的には、自分でコーディングしたものを利用するのではなく、独自コントラクトを提供するサービスを利用することにしました。
thirdwebという選択で一旦全て解決
thirdweb
thirdwebというサービスで、多分web3の人たちにとっては2022年現在、メジャーなサービスだと思います。
ブロックチェーン上にNFTを発行するには、厳密にはipfsという場所に画像ファイルを保管して、その画像のパスやmeta情報のみをブロックチェーン上にアップします。ipfsは、無料のサービスもありますが、1万体ともなると容量制限を超えて有料プランになってしまいます。
とにかく、最初は無料で全て形にしたかったので、これを避けながら情報収集を続けていてたどり着いたのがthirdwebというサービス。
ipfsも包含したサービスとなっていて、初期費用がかかることがなかった。
(NFTの売買が発生したときに、そこからマージンが取られる仕組み。)
少し嫌だなぁと思いながらも、初期費用を抑えるためにはしょうがないので、これにしました。(2022年中はキャンペーンでこのマージンは発生しなかった)
thirdwebは、結局のところNFT化するのにプログラミングは必要ありません。プログラミング読めた方が100%良い部分はあるけど、thirdwebを使った場合、自分でコーディングするかというとしないので、プログラミング出来ない人でも使える良いサービスかも。
今後、こういうサービスが日本でも始まっていくんでしょうね。僕が今、お金と時間があったら、多分この事業の国内サービス始めそう。インフラとして間違いない分野な気がする。
ということで、thirdwebを使って無事、独自コントラクトでCampLanternsをNFT化することが出来ました。
ここまで読んでくれた方は、キャンプに興味がある人も、ない人も、せっかくなのでCampLanternsをミントして行ってください♪
この記事はNFTを初めてからの2ヶ月くらい経って、初期の頃を思い出しながら書いたものです。他にも多々色々なことがあるので、追い追い書いていこうと思います。
あまり文章を精査する時間がないので、基本的には書き殴りの文章になりそうです。これ、もしかしたらブログで書くよりもyoutubeやvoicyなどで残した方が良い気もするので、その辺も考えます。
喋るより書く方が得意なんだけどなぁ。。NFTは特に音声コンテンツが大事というのが常識のようだし。。2023年の課題ですね。
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