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今回は、2020年度小学校プログラミング授業の必修化というテーマでお話ししていきたいと思います。
この動画を見てくださっている方は、実際に小学生のお子さんや、中学生または、もっと小さな幼稚園のお子さんを持つ保護者の方が多いのではないかと思いますが、そんな保護者の皆さんが気になることについて解説していきます。
小学校でプログラミング必修化?
みなさんご存知の方も多いと思いますが、
小学校でプログラミング授業必修化ということで、
実際に2020年4月からスタートすることがすでに決まっていて、全国の小学校で準備が進められているところです。
プログラミング教育必修化とはいうけど
ただ、始まることは話には聞いて、知ってはいるんだけど、
プログラミング教育必修化ってどうもよくわからない
- 何がどう変わるのか
- 何を学ぶのか
- 学ぶとどうなるのか
そのあたりについて、この動画では詳しくお話していきます。
プログラミング教育必修化って?
まず文部科学省が出している、2020年度から施行される学習指導要領なんですが、「小学校~高等学校の各学校でプログラミング教育が必修化される」とあります。
2020年度からは小学生が、2021年度からは中学生が新たな学習指導要領の教科書で学習することになります。
なぜ必修化するのか
なぜ必修化するのか、ということなんですが、
今の日本の社会ってコンピュータなしでは日常生活すら送れないですよね。
日本人の7割強の人がスマホを持っていて、会社ではパソコンなしでは仕事が出来ないなんて方も多くいらっしゃいます。
ありきたりな話ですが、飛行機はコンピュータで制御されていますし、
テレビや冷蔵庫などの家電にもコンピュータが組み込まれています。
今、IoTやAIといった技術がどんどん発達していっていて、スマートスピーカーなどに話しかけて電気をつけたりとか、外からスマホでエアコンを操作したりなんてことも出来るようになっています。
そんな時代の変化を受けて、当然ながらそれらを開発出来る人材が必要となってきます。
技術を支える人材が不足
ただ、現在の状況なんですが、その「技術を支える人材が不足している」という厳しい現実があります。
この課題に向き合うために、政府が打ち出した対策が、今回の2020年度小学校でのプログラミング教育必修化だと言えると思います。
こどもの将来に関係ある?
子供の将来に関係あるの?という話ですが、わたしは大いに関係あると思っています。
大学入試に影響する!
まずひとつめですが、大学入試に影響します。
これは政府の未来投資会議というもので既に決まっていることなんですが、
大学入試にプログラミングを含む情報科目を加える方針になっています。
なので、みなさんのお子さんが大学入試を受ける頃には、プログラミングの知識が必須となっているかもしれません。
就職に影響する!
ふたつめ。就職にも影響します。
今もそうですが、IT人材というのは圧倒的な売り手市場です。
僕も実際にIT業界にいるので、職業柄いろんなセミナーであるとか、大手企業の勉強会なんかに参加させてもらうことがあるんですが、どこに行っても「今人が足りない」と言ってるんですよね。
みんながIT人材を求めていて、確かな技術力を持つ人っていうのは引く手あまたとという状況になっています。
また、IT業界では完全実力主義と言われる会社も多いのが現状です。
技術力のある人材が求められて、そうでない人は淘汰されていくという厳しさもあります。
「AI技術が発展すれば今ある仕事がなくなってしまう」なんて話も、
当分前から言われていますが、特別な技術を持たない人がAIに取って代わられる時代も、今やそんなに遠い未来ではないといえます。
最近だとスーパーのレジなんかも人ではなくてセルフレジになってますし、
ユニクロとかGUの店舗なんかは、カゴをそのまま機械の中に入れると、
バーコードを人が手でかざさなくてもタグを読み取って一瞬で金額を出してくれますよね。
そういった形で、前は人を雇わないと成り立たなかった仕事が、技術の進歩によってどんどん少なくなっている状況です。
そんな時代の流れの中で、今の子供達は成長して大人になっていかなければならないということです。
学校での授業内容は?
話を戻して、では、実際の小学校での授業内容は?という内容について話していきます。
小学校での授業内容は、ひとことでいうとコレです。
「プログラミング的思考を身につける。」
「プログラミング的思考」の定義
もう少し詳しく説明すると、
プログラミング的思考の定義ですが、
こちらは、新学習指導要領と同時に公示された、学習指導要領解説での定義になります。
「自分が意図する一連の活動を実現するために、どのような動きの組合わせが必要であり、一つ一つの動きに対応した記号をどのように組み合わせたらいいのか、記号の組合わせをどのように改善していけば、より意図した活動に近づくのか、ということを論理的に考えていく力 」
とあります。
プログラミング的思考とは
もう少し噛み砕いてお話すると、こういうことだと思います。
プログラミング的思考とは、
「その根底にある考え方や思考のパターン、
基礎技術など、時代を超えて必要とされるもの」
「現代社会を生き抜くために必要な「力」を身につける」ことと考えます。
学校の先生に教えられる?
もうひとつ触れておきたいことがこれです。
学校の先生に教えられるの?ということです。
これは、学校の先生に対してどうこう言いたいわけではなくて、
実際問題、先生にも得手不得手というものがあって、特にプログラミングなんていうのは、触れたことがある人の方が少ないと思います。
先生たちが学校に通っていたころは、当然学校の授業で習うこともありませんし、大体の学校の先生になる人っていうのは、
高校は普通科に通って一般科目を勉強して、
大学は教育学部で教養を身につけて、教員免許を取る
みたいな感じだと思います。
そんな先生方が、突然、国から「2020年度からプログラミング教育必修化だ!」と言われて、さぁ教えろと言われても無理があると思います。
実際そういった大人たちの問題からか、
結局、2020年度から小学校で取組まれることはコレです。
そんなこんなで結局
「学校教育の中で扱う題材にプログラミングが入ってくる」という程度です。
これがどういうことかというと、
例えば、体育の授業でいうと、サッカーやバレーをやると思いますが、
「2020年度からは新しくラグビーを取り入れます」みたいなことです。
つまり、ラグビーという教科が増えるわけではなくて、あくまで体育の授業の何コマかでラグビーをやりますというのと同じで、
プログラミング教育の必修化といっても、算数、理科、総合学習の時間などの中で、「プログラミング」という題材が入ってくるだけなんです。
誤解しやすいポイント
誤解しやすいポイントなんですが、
- 「プログラミング」が必修科目になる
- プログラミングのための授業ができる
- 授業でアプリを作ったりすることになる
- パソコンを使った授業が増える
これはすべて誤りです。
え!?
ここまで聞いて、拍子抜けしてしまったでしょうか?
でも実際に、2020年度から始まる小学校でのプログラミング教育必修化の実態はこれなんです。
そんな感じでいいんでしょうか。
IT人材を育成するんじゃなかったんでしょうか?
子どもたちは、それで高度IT社会を生き抜いていけるのでしょうか。
ということで、私が思うのは
学校で学べないなら他で学ぶしかないということです。
YouTubeで学ぼう
その一つの方法として考えられるのがyoutubeです。
最初の話でもあったように、今ほとんどの家庭にパソコンがあって、一人一台スマホを持つ時代になっています。
小学生はもちろん今や3歳~4歳くらいの小さいこどもでも、お母さんのスマホを器用に使ってYoutubeを見ている時代です。
2020年はYouTubeも非常に盛り上がってくる年で、YouTubeの第一次のピークがくる言われているんですが、
今後はこういった教育系の動画が多くなってくると言われています。
海外のチャンネルなんかを見ているともっと前からそういう傾向にあって、非常に役に立つ動画がたくさん上がっています。
日本はどちらかというとエンターテインメント系のYoutubeが先に発達していて、ただの暇つぶしのツールとして見られてきましたが、ここにきてやっと教育系、ビジネス系など教養を身につけられるような動画、チャンネルが多くなってきました。
僕のチャンネルはこの動画がほぼ1本目の動画ですが、既に他のたくさんの人たちがプログラミングに関する動画を配信しています。
そういったチャンネルで、プログラミング技術や、ITに関する知識を身につけられる
というのはとてもいい時代になったなと思います。
Youtube ITアカデミーでは、
小学生の皆さんに向けて
- 楽しく
- 実践的に
- 自ら進んで興味を持つ
この3つをモットーに、
プログラミングやIT技術に関する動画を配信していこうと思っています。
よろしければチャンネル登録していただき、お子さんと一緒に楽しく見て、学んでいただければと思います。
最後に
次回は、実際にご家庭でプログラミングを学ぶ上で必要なもの、
パソコンやネットワーク環境など、お金もかかることなので気になることと思いますが、そのあたりについての動画を配信しようと思ってます。
みなさんのご意見ご感想をコメント欄に記載していただければ幸いです。
では、最後までご覧いただきありがとうございました。
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